テスラとの提携は継続、パナソニックが米工場での太陽電池生産から撤退太陽光

パナソニックが米テスラなどに供給していた米ニューヨーク州のバッファロー工場での太陽電池セル・モジュール生産を停止すると発表。2020年5月月末に生産を停止し、同年9月末に撤退するとしている。

» 2020年02月27日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 パナソニックは2020年2月26日、米テスラなどに供給していた米ニューヨーク州のバッファロー工場での太陽電池セル・モジュール生産を停止すると発表した。2020年5月月末に生産を停止し、同年9月末に撤退するとしている。

 パナソニックとテスラは2016年12月にバッファロー工場において太陽電池セルとモジュールの共同生産を行うことを発表し、2017年から生産を開始していた。今回の決定はパナソニックのソーラー事業におけkるグローバルな合理化の一環としており、「テスラによれば同社のソーラー事業成長計画に、全く影響はないとの見解」(パナソニック)としている。

 パナソニックは今後ソーラー事業の開発・生産体制を最適化し、HEMS、太陽電池モジュール、蓄電池、家庭用給湯器、EV充電などを組み合わせたエネルギーソリューション事業を強化する方針。なお、太陽電池モジュールについては協業パートナーから調達し、今後も米国およびグローバルでの販売は継続する。

 バッファロー工場の撤退で、実質的に太陽電池生産におけるテスラとの協業を解消する形になるが、米ネバダ州のギガファクトリーにおける車載用蓄電池の生産など、電気自動車向け蓄電池の分野での協業は継続するとしている。

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