岩谷産業、関西電力、東京海洋大学、名村造船所、日本政策投資銀行らが、水素で駆動する水素燃料電池船の商用運行に向けた検討を開始すると発表。2025年の大阪万博での実用化を目指すという。
岩谷産業、関西電力、東京海洋大学、名村造船所、日本政策投資銀行らは2020年11月25日、水素で駆動する水素燃料電池船の商用運行に向けた検討を開始すると発表した。2025年の大阪万博での実用化を目指すという。
世界的に環境意識が高まり、自動車や電車などさまざまな移動手段において水素の利活用を模索する動きが広がっている。水素を利用する船舶については、従来のディーゼル船と比べ、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない高い環境性能を有するだけでなく、匂い、騒音、振動の少なさなど、快適性の面でもメリットが見込めるという。
今回の取り組みでは、2025年の大阪・関西万博の開催中、万博会場である夢洲と大阪市内の観光地を結ぶ旅客船としての運航を目指すとしている。船舶のみならず、船舶用水素ステーションの設置や、そのエネルギーマネジメントなどにも取り組む計画だ。
水素燃料を使う次世代鉄道、トヨタ・JR東日本・日立が共同開発へ
燃料電池車「MIRAI」のパーツを活用した水素発電システム、トヨタらが実証運用
東芝が“燃えない”リチウムイオン電池を新開発、低コスト化の実現もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10