縦横どちらの設置にも対応、シャープが住宅用太陽光パネルの新製品

シャープは住宅用単結晶太陽電池モジュールの新製品2機種を2021年4月15日から販売する。横置きと縦置きのどちらの設置方法にも対応して住宅屋根に導入しやすくした他、ハーフサイズの太陽電池セルの採用や、電極配置設計の見直しなどにより発電効率を高めた。

» 2021年03月17日 12時40分 公開
[スマートジャパン]

 シャープは住宅用単結晶太陽電池モジュールの新製品2機種を2021年4月15日から販売する。横置きと縦置きのどちらの設置方法にも対応して住宅屋根に導入しやすくした他、ハーフサイズの太陽電池セルの採用や、電極配置設計の見直しなどにより発電効率を高めた。

新製品の「NU-259AM」 出典:シャープ

 新製品の一つ「NU-259AM」は出力259W、外形寸法は1265×1055×46mm、発電変換効率19.4%の単結晶モジュール。最大150cmまでの積雪にも対応する。もう一つの新製品「NU-259HM」は、さらに200cmまでの積雪に対応できるモデルだ。

 新製品は、モジュールの長辺が横方向を向くように設置する横置きに加えて、90度回転して長辺を縦方向に向けて設置する縦置きにも対応。屋根の形状に合わせて、最適なレイアウトで太陽電池モジュールを配置でき、より多くの容量を設置しやすくなった。

縦横どちらの設置にも対応する 出典:シャープ

 さらに、太陽電池セルをカットして半分のサイズにするハーフセル技術や、バスバー電極本数を同社の従来機種より多く配置する新設計により、電極に電気が流れる際の電力損失を抑制。また、太陽電池モジュールの温度上昇時に起こる変換効率の低下を、同社の従来機種比で約12%改善したという。

 価格は「NU-259AM」が13万1010円(税込)、「NU-259HM」が17万940円(同)。シャープでは、月産1万枚の生産を目指すとしている。

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