AGCはと壁材メーカーのノザワが建物の壁で太陽光発電を可能にする新工法を開発。事務所などの建物での実用化に向け試験販売を行い、2023年中の販売開始を目指すとしている。
AGCはと壁材メーカーのノザワは2022年11月、建物の壁で太陽光発電を可能にする「アスロックレールファスナー太陽光パネル設置工法(仮称)」を開発したと発表した。事務所などの建物での実用化に向け試験販売を行い、2023年中の販売開始を目指すとしている。
新工法は、ノザワが販売する押出成形セメント板で、主に鉄骨造のビル建築などの外壁に採用される「アスロック」に、太陽光パネルを乾式工法で設置し一体化させた外壁発電工法。
新工法のベースとなるアスロックレールファスナー工法は、ノザワが2002年の販売を開始。アスロックの外側に乾式で石やスパンドレルを設置可能とし、耐風圧性、耐震性に優れるという。今回、同工法を応用し、創エネルギーが可能な太陽光パネルを設置する新工法を開発した。
この工法を利用することで、外壁の外側に大掛かりな太陽光パネル取付け専用の下地工事が不要かつ、発電効率の高い太陽光パネルを設置可能だという。既に地震や強風などの自然災害に対する安全性の確認も終えており、今後は本格的な販売開始に向けて準備を進める方針だ。
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