海上に太陽光パネルを設置できるフロート架台、波高2.5メートルにも対応太陽光

ワープル(静岡市)は「PV EXPO 国際太陽光発電展」に出展し、同社が代理店を務める韓国ETI社の水上太陽光発電用フロート架台を展示した。

» 2024年03月05日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 ワープル(静岡市)は「PV EXPO 国際太陽光発電展」(東京ビッグサイト、2024年2月28日〜3月1日)に出展し、同社が代理店を務める韓国ETI社の水上太陽光発電用フロート架台を展示した。

ETI社のフロート架台

 ETIのフロート架台は、樹脂をベースとした特殊素材でできており、円柱形で水を受け流しやすい形状となっている。複数台を連結し、フロート上部に金属製架台を取り付けて太陽光パネルを設置する。

 フロート架台は塩害耐性を持ち海上への設置にも対応している。ETIによると、波高2.5メートルまでの設置に対応しているという。1MWの発電所の場合、約1300個のフロートの設置が目安になるとしている。なお、フロートはリサイクル率100%で、マイクロプラスチックの問題や生態毒性の問題もクリアしており、環境性能にも優れるという。

フロート架台を水上に設置した様子

 フロート架台は既に韓国で洋上への設置実績がある。代理店を務めるワープルでは既に受注を開始しており、日本国内でも同架台を活用したプロジェクトを模索していくとしている。

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