水上太陽光発電でコーポレートPPA事業、太陽HDが大阪府泉佐野市で太陽光

太陽グリーンエナジーが大阪府泉佐野市で水上太陽光発電を開設。同社初となる水上太陽光を利用したコーポレートPPA事業に活用する。

» 2024年02月07日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 太陽ホールディングスの子会社である太陽グリーンエナジーは2024年2月1日、大阪府泉佐野市にある農業用ため池(庄田池)において、水上太陽光発電所の運用を開始したと発表した。オフサイトコーポレートPPA事業に活用する。

 この事業はため池の所有者である泉佐野市が行った「発電事業者による本事業に関する公募」において、太陽グリーンエナジーが選出され実施するもの。ため池の上に合計約1032.7kWの太陽光パネルを設置し、年間約約1313MWhの発電量を見込んでいる。

 この発電所で発電された電力は、大阪府泉佐野市が拠出する一般財団法人泉佐野電力に供給する。なお、新設する水上太陽光発電を利用したオフサイトコーポレートPPA事業は、太陽ホールディングス初だという。

今回開所した水上太陽光発電所 出典:太陽ホールディングス

 太陽グリーンエナジーは、2015年10月21日に埼玉県の嵐山花見台工業団地で同社初となる水上太陽光発電を開始。この本発電所を含め、これまでに埼玉県、岐阜県、愛知県、三重県、大阪府、兵庫県、奈良県、香川県の8県で計16基の水上太陽光発電施設を開設し、国内エレクトロニクス事業および医療・医薬品事業における外部購入電力消費量相当を発電している。

 なお、太陽ホールディングスの子会社である太陽インキ製造では、2018年よりApple向け製品の生産を100%再生可能エネルギーで賄うことを発表している。

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