シャープは「PV EXPO 2025 【国際】太陽光発電展」に出展。エネルギーマネジメントソリューション「Eee コネクト」や開発中のペロブスカイト太陽電池などを展示した。
シャープは「PV EXPO 2025 【国際】太陽光発電展」(2025年2月19〜22日、東京ビッグサイト)に出展し、エネルギーマネジメントソリューション「Eee コネクト」や開発中のペロブスカイト太陽電池などを展示した。
Eee コネクトは、太陽光発電や蓄電池、家電、電気自動車(EV)などをつなぐシャープのシステムおよびコンセプトの総称。同社は2024年にEVと住宅をつなぐV2Hシステムの販売を開始し、これにより住宅全体でさらにエネルギーの効率的な活用が可能になった。
こうした機器間の連携を生かすソリューションとして、シャープではクラウド型のHEMSサービス「COCORO ENERGY」を通じ、太陽光発電の電力を家電や住設機器の運転に活用して電気代を抑制するソーラー家電連携サービス「Life Eee コネクト」を提供している。最近では家庭用給湯器や冷蔵庫、洗濯機など連携対象機器の拡大を進めている。
今回の展示ではEee コネクトを活用した“近未来のエネルギーマネジメント”の提案として、同社のEVコンセプトモデル「LDK+」を組み合わせたブースを構築。LDK+は2024年に発表したコンセプトEVで、鴻海科技集團(Foxconn、フォックスコン)が展開するEVのオープンプラットフォームをベースに開発された。“リビングルームの拡張空間”をテーマに、室内空間と同様の快適性を追求した空調や照明設備、大画面ディスプレイなどを搭載している。
展示では太陽光発電の発電状況や気象状況などに合わせて、エアコンなどの家電からLDK+で過ごすことを音声で伝えるなど、新たなエネルギーマネジメントの将来像を提案していた。
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