最新記事一覧
STMicroelectronicsは、相変化メモリを内蔵し、18nm FD-SOI技術を採用した高性能マイコン「STM32V8」を発表した。工場自動化、モーター制御、ロボットなどセキュリティ要求の高い機器にも幅広く対応できる。
()
強い紫外線やプラズマなどにより過酷な地球低軌道。この環境下で1年以上の環境耐久テストに耐え抜いた透明ポリイミド(PI)フィルムが、ついに実用化フェーズに入る。
()
日本のタイヤメーカーを取り巻く環境は厳しい。安価なアジアンタイヤと差別化できる価値を生み出すため、国内メーカーは品質や技術を高めている。ブリヂストンやダンロップは、革新的な技術によって、これまでにない性能を持った製品を開発している。
()
コネクテックジャパンは2025年10月、チップレット実装受託開発/製造サービス「CADN(Chiplet Ameba Development Network/キャダン)」を開始した。多様な工法が必要になるチップレット実装に対し、300社を超えるパートナー企業の技術も活用することで、少量生産でも受託できる体制を整えた。
()
X線方式や磁気方式の金属検知システムではセンシングが困難だった「数十μm」レベルの金属異物。旭化成はMWE 2025で、この微細な領域をカバーする「ミリ波微小金属検知システム」を紹介した。
()
自動車の車体を一体成形する技術である「ギガキャスト」ついて解説する本連載。第3回は、ギガキャストに用いられる装置である超巨大ダイカスト成形機「ギガプレス」を実現した、イタリアのIDRAとFSAの取り組みについて解説する。
()
東京大学は11月26日、戸谷友則教授(天文学)が、天の川銀河(銀河系)の中心方向に、「暗黒物質」(ダークマター)が放つと予測されてきた性質とよく似たガンマ線の放射を検出したと発表した。もし確定すれば、「天文学・物理学史上の重大な進展といえる」という。
()
STマイクロエレクトロニクスは、マイコン製品群「STM32」の新製品として「STM32V8シリーズ」を発表した。同社の最先端プロセスである18nm 完全空乏型シリコンオンインシュレーター(FD-SOI)プロセス技術を採用し、相変化メモリ(PCM)を内蔵したハイエンド製品で、要求の厳しい産業用途に適する。
()
中央エンジニアリングはRPVと連携し、X線CTスキャンで生成した3Dモデルを基にCAE解析を行う性能評価サービスを開始した。開発における課題抽出や品質向上に役立てる。
()
パテント・リザルトは、医療機器業界の特許資産を総合評価した「特許資産規模ランキング2025」を発表した。1位はキヤノンメディカルシステムズ、2位はテルモ、3位は米BECTON DICKINSONが続いた。
()
本連載第114回で、米国第2次トランプ政権における医療IoT/OTセキュリティ動向に触れたが、今回は米国食品医薬品局のOTセキュリティ施策を取り上げる。
()
Googleは太陽光発電衛星群にTPUを搭載し光通信で接続する宇宙AIインフラ構想「Project Suncatcher」を発表した。宇宙の高効率発電を活用し地上資源の負荷軽減とスケーラブルなAI基盤の実現を目指す。
()
Patentixは、FZ法(浮遊帯域溶解法)を用いて、ルチル型二酸化ゲルマニウム(r-GeO2)バルク結晶を育成することに成功した。引き続き、結晶のさらなる大型化と高品質化に取り組み、ハーフインチサイズのr-GeO2バルク基板について早期実現を目指す。
()
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第19回では、本連載のこれまでの内容を総括する。また、記事後半では「ベルヌーイの式」について取り上げる。
()
国内のごみ処理施設では、リチウムイオン電池(LiB)の混入による火災事故が年間1万件以上発生し、被害額は100億円規模に達するという。この問題の解決に向け、PFUはAIエンジン「Raptor VISION BATTERY」の提供を開始した。
()
山口大学や大阪大学、立命館大学、ファインセラミックセンター(JFCC)らによる共同研究グループは、弱酸性水溶液中における二酸化マンガン(MnO2)の析出/溶解反応を利用し、2電子移動によって可逆的に動作する「水系亜鉛−マンガン二次電池」を開発した。
()
Googleは、衛星軌道上のAIデータセンター構想「Project Suncatcher」を発表した。TPU搭載の太陽光発電衛星群により宇宙でAI演算を行う計画で、地球資源への影響を抑える利点がある。2027年初頭にプロトタイプ衛星を打ち上げる学習ミッションを計画している。
()
本連載では、産業ジャーナリストの那須直美氏が、工作機械からロボット、建機、宇宙開発までディープな機械ビジネスの世界とその可能性を紹介する。今回は、モノを量産するために必要な要素や材料について触れる。
()
PFUが、ゴミの中から「リチウムイオン電池」を見つけ出すAIエンジンを開発した。本エンジンを搭載する「LiB電池検知システム」は、本エンジンはIHI検査機械を通して販売される。
()
東北大学らを中心とした共同研究グループは、全固体リチウム硫黄電池(SSLSB)の正極内部における充放電反応を高い空間分解能で可視化する手法を確立した。この手法を用い、SSLSBにおいて高速充放電とサイクル安定性を阻害している要因を突き止めた。この手法はさまざまな電池系の電極設計に適用できるという。
()
本連載では、大阪大学 接合科学研究所 教授の近藤勝義氏の研究グループが開発を進める「スポンジチタン廃材の再生技術」を紹介。第4回では、スポンジチタン廃材の再生技術の展開と応用について解説する。
()
理化学研究所(理研)や東京大学らの共同研究グループは、反強磁性体でありながらp波スピン分裂が現れる「金属p波磁性体」の存在を初めて実証した。今回の成果は、反強磁性体を用いたスピントロニクスや量子デバイスへの応用が期待できるという。
()
京都大学や米国スタンフォード大学らによる共同研究チームは、層状酸化物「Li4FeSbO6」において、Fe3+とFe5+との間で起こる酸化還元反応によって、リチウムイオンを可逆的に脱挿入できることを実証した。しかも動作電圧は4.2Vと高い。安価な鉄を用いて高性能なリチウムイオン電池の開発が可能になる。
()
Mercedes-BenzからスピンアウトしたAthos Siliconは、「mSoC(モバイルSystem on Chip)」というコンセプトを打ち出し、自動車にチップレット集積技術を本格的に導入しようとしている。
()
DMG森精機は、「第20回切削加工ドリームコンテスト」の受賞作品を発表した。各賞を紹介する。
()
病院で生成される膨大なデータの97%が、活用されずに眠っている。この根深い課題に対してAWSは新戦略を掲げて挑む。同社の取り組みと、第一三共、浜松医科大学における導入事例を紹介する。
()
日本の技術が宇宙へ――JAXAの新型宇宙ステーション補給機「HTV-X1」に、出光興産の次世代太陽電池が搭載される。銅、インジウム、ガリウム、セレンを用いた独自の「宇宙用CIGS太陽電池セル」は、軽量ながら高い放射線耐性を誇る。過酷な宇宙環境で約2カ月にわたる性能検証に挑む。
()
前世代のClaude Sonnet 4と同等の性能を持つモデルが、3分の1の価格で利用可能になった。高いコスパで、開発者の“日常使いモデル”として定着するかが注目される。
()
竹中工務店は、建設現場でソイルセメント中の土/セメント/水の配合割合を約30分で測定できる技術「ソイルミエール」を開発した。
()
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第18回は、ダクトに巻く断熱材の設計計算Excelシートを作成する。
()
電波ではなく光を使う光無線通信で、宇宙と成層圏を結ぶ実証が始まる。低軌道衛星と成層圏通信プラットフォームの間で10Gbps級の双方向通信を実現する計画だ。
()
香港理工大学やシンガポール国立大学に所属する研究者らは、体の異なる部位における脂肪蓄積が脳の健康と認知機能に与える影響を調査した研究報告を発表した。
()
Anthropicの最新モデルは、長時間の開発作業でも安定して動作する処理能力と、利用者が安心して使える安全設計の両面で進化。開発者向けに多くの新機能も追加された。
()
ビシェイ・インターテクノロジーは、高耐圧単層ラジアルリード型セラミックコンデンサー「HVCC Class1」シリーズを発表した。「Class2」シリーズから容量損失、誘電正接が低減。既に提供開始している。
()
レゾナックが、宇宙空間での高機能半導体材料の開発/製造にチャレンジする。同社は、商業宇宙インフラのパイオニアである米国のAxiom Spaceと、宇宙での高機能半導体材料の研究、開発、製造に関する覚書(MOU)を締結した。
()
産業技術総合研究所(産総研)は、太陽光パネルで用いられたカバーガラスの中から、希少元素「アンチモン(Sb)」を効率よく分離し回収するための技術を、中部電力と共同で開発した。今回は「水熱処理技術」を用い、廃ガラスの中から約8割のSbを抽出することに成功した。
()
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第17回は、外部流れの熱伝達(自然対流、強制対流)について取り上げる。
()
産業技術総合研究所と中部電力は、太陽光パネルのカバーガラスに含まれる希少元素アンチモン(Sb)を抽出するための温和なプロセスを開発したと発表した。
()
前回に続き、20周年記念寄稿として発光ダイオード(LED)、特に「高輝度青色発光ダイオード」に焦点を当てます。高輝度青色LEDの誕生に至る「低温バッファ層」技術の偶然と必然、研究者の挑戦と快進撃を振り返ります。
()
立教大学は、回転ワイヤを利用して量子ビーム断面を可視化する「二軸回転ワイヤ走査法」を開発した。1本の細いワイヤを回転させながらビームをスキャンし、得られた1次元データを再構成アルゴリズムで2次元画像化する。
()
本連載では、大阪大学 接合科学研究所 教授の近藤勝義氏の研究グループが開発を進める「スポンジチタン廃材の再生技術」を紹介。第3回では、水素を使用したチタン再生技術について解説する。
()
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第16回は、少し冒険して、円管層流のヌセルト数を求めてみましょう。果たして、うまくいくでしょうか?
()
iFixitがiPhone史上最薄の「iPhone Air」の分解レポートを公開した。薄型化にもかかわらず修理しやすさは10点中7点と評価した。ロジックボードの再配置や背面ガラスからのアクセス維持、新型接着剤などが高評価の要因となった。
()
素材/化学フォーラムでは2025年7月11日〜9月17日にかけて、素材/化学の研究開発における実験データの記録方法に関するミニアンケートを行った。今回は本アンケート結果を紹介する。
()
東北大学は、機械的な力が加わると発光する鉛フリーのセラミックス材料について、発光が著しく増強される仕組みを解明した。橋梁などインフラの劣化を可視光で診断できる高感度センサーや、自己発電型ウェアラブルデバイスなどへの応用が期待される。
()
中国メーカーがグローバル市場で大きな存在感を示すようになって久しい。急激な発展の要因の1つに、同国が国家レベルで整備を進める「製造デジタルプラットフォーム」の存在が挙げられる。本連載では事例を交えながら、製造デジタルプラットフォームを巡る現状を解説している。第3回は、スポーツシューズメーカーである安踏(Anta)を取り上げる。
()
リガクとMI-6は、材料開発領域でのデータ利活用に関する協業可能性を検討する基本合意書(MOU)を締結した。分析装置とデータ解析基盤をシームレスに連携させて、新材料創出にかかる期間の大幅な短縮を目指す。
()
全固体電池の課題には、充放電を繰り返しても劣化しない安定した電池性能の確保がある。この難題を解決するため、電極活物質の表面にコーティングを施す技術が注目されている。しかし、その数nmの極薄膜を正確に評価することは困難とされてきた。JFEテクノリサーチがこの「壁」を打ち破る新技術を確立した。
()
リガクは、同社従来モデル比で最大6倍の高速処理を可能にした、全反射蛍光X線分析装置「XHEMIS TX-3000」を発売した。半導体製造において、ウエハー表面の微量汚染分析に対応する。
()
住友ゴム工業は、伸長時のポリイソプレンゴムをナノメートルスケールで観察し、タイヤゴムの耐久性に影響する伸長結晶分布の可視化に成功した。
()