肉汁にまみれた指をなめつつ歩くと、正面に首都高速小松川線が現れた。その下をくぐり抜ければ、都電38号線の遺跡があった。レールと車輪、そして往時の都電の写真が描かれた説明板には「竪川人道橋」とある。緑道には線路跡の面影がなくなってしまったが、ここでやっと都電の頃を想像できるものを見られた。
右手にショッピングモールを眺めて約200メートルで緑道の終点となった。京葉道路を渡れば亀戸駅だ。東陽町からここまで、寄り道しながら4時間ほどの散歩だった。
あ、電車に乗ってない……(汗)
肉食系鉄道ライター(魚介類が苦手)にして、前世からの鉄道好き。生まれて間もなく、近所を走っていた東急池上線の後をついていったという逸話あり。曰く「いつもそばを走ってたから、あれが親だと思った」
日本工学院大学非常勤講師(テキスト商品学)。コンピューター系出版社でゲーム雑誌の広告営業を経験した後、フリーライターとなる。オンライン対戦ゲーム、フリーウェア、PCテクニカルライティングなどデジタル系の記事を専門とし、日本初のEスポーツライターとしてオンライン対戦ゲーム競技を啓蒙する。
趣味は日本全国の鉄道路線探訪で、現在の路線踏破率は約8割。著書は『もっと知ればさらに面白い鉄道雑学256(リイド社)』『知れば知るほどおもしろい鉄道雑学157(リイド社)』『A列車で行こう9 公式ガイドブック(エンターブレイン)』『A列車でいこうDSナビゲーションパック(アートディンク:同梱冊子担当)』など。
→杉山淳一の+R Style:第52鉄 都営交通100年記念〜都電の保存車めぐりと記念展
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング