第56鉄 東陽町発亀戸行き、都電の廃線跡を歩く杉山淳一の +R Style(5/5 ページ)

» 2012年01月10日 11時11分 公開
[杉山淳一,Business Media 誠]
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 肉汁にまみれた指をなめつつ歩くと、正面に首都高速小松川線が現れた。その下をくぐり抜ければ、都電38号線の遺跡があった。レールと車輪、そして往時の都電の写真が描かれた説明板には「竪川人道橋」とある。緑道には線路跡の面影がなくなってしまったが、ここでやっと都電の頃を想像できるものを見られた。

竪川人道橋の記念プレート
ショッピングモールを眺めつつゴールへ

 右手にショッピングモールを眺めて約200メートルで緑道の終点となった。京葉道路を渡れば亀戸駅だ。東陽町からここまで、寄り道しながら4時間ほどの散歩だった。

map 今回のルート。ここをクリックすると筆者による各ポイントについての説明が読める

今回の電車賃

あ、電車に乗ってない……(汗)


著者プロフィール:杉山淳一

book A列車で行こう9 公式ガイドブック(エンターブレイン)

 肉食系鉄道ライター(魚介類が苦手)にして、前世からの鉄道好き。生まれて間もなく、近所を走っていた東急池上線の後をついていったという逸話あり。曰く「いつもそばを走ってたから、あれが親だと思った」

 日本工学院大学非常勤講師(テキスト商品学)。コンピューター系出版社でゲーム雑誌の広告営業を経験した後、フリーライターとなる。オンライン対戦ゲーム、フリーウェア、PCテクニカルライティングなどデジタル系の記事を専門とし、日本初のEスポーツライターとしてオンライン対戦ゲーム競技を啓蒙する。

 趣味は日本全国の鉄道路線探訪で、現在の路線踏破率は約8割。著書は『もっと知ればさらに面白い鉄道雑学256(リイド社)』『知れば知るほどおもしろい鉄道雑学157(リイド社)』『A列車で行こう9 公式ガイドブック(エンターブレイン)』『A列車でいこうDSナビゲーションパック(アートディンク:同梱冊子担当)』など。


 →杉山淳一の+R Style:第52鉄 都営交通100年記念〜都電の保存車めぐりと記念展

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