インタビュー
» 2014年06月18日 08時00分 公開

登山する人、これからはじめたい人は、どんな「登山ウオッチ」を選べばいい?登山インストラクター岩崎元郎氏に聞く(2/4 ページ)

[青山祐介,Business Media 誠]

高度と地図を照らし合わせて「自分の位置」を知る──これができる登山ウオッチを

 「いま自分がいる位置を把握する」。岩崎氏はこのための登山用品として「登山ウオッチ」の重要性を挙げる。愛用ブランドはカシオ計算機の「PRO TREK(プロトレック)」シリーズだ。

photo 岩崎氏が愛用する「プロトレック PRW-3000」(左)と「プロトレック PRW-6000」(右)

 岩崎氏は、プロトレックが誕生した頃からの愛用者。2000年に登場した「PRG-40」以降は、登山家として後の製品の開発にもさまざまな助言をするアドバイザーでもある。現在、「トリプルセンサーVer.3」(関連記事参照:「カシオ、ネイビーのG-SHOCKや針逃げ機能搭載のPRO TREKなど」)やアナログ針で各種の情報を分かりやすく示す「Smart Access」(関連記事参照:「あんなモデルやこんなモデルにもSmart Access――カシオ、2012年春夏モデルを公開」)を搭載したアナログ針の電波ソーラーモデル「PRW-6000」と、「トリプルセンサーVer.3」+スリム+コンパクトなデジタル表示モデル「PRW-3000」を愛用している。

 「山登りの遭難の原因は何だと思いますか? 転倒滑落は2番目でして、実は“道迷い”が1番目なのです」と岩崎氏。まずはガイドブックを熟読して備え、登山中は常に自分の位置を把握する意識が大事だという。それに必要なのが、「方位」と「高度」を素早く計測できる機能である。プロトレックシリーズは、方位、気圧/高度、温度を計測できる「トリプルセンサーVer.3」を備え、登山を軸にしたアウトドア/フィールドワーク用途の利用シーンを強力にサポートする。

 方位を知るのに昔から山登りに欠かせない道具に「コンパス」がある。ただ岩崎氏によると、コンパス単体を首にぶら下げて歩くのは、危険なのであまりお勧めできないとのこと。だからといってポケットに入れて都度取り出して使うのもわずらわしく、結果として確認する頻度が落ちてしまう。「その点、プロトレックなら腕に付けていますから、スイッチを押すだけですぐに自分が進む方向が確認できます」(岩崎氏)。高度は等高線の入った登山地図と合わせて使うことで、自分の位置をつかむのに役立つという。

 「例えば神奈川県の丹沢の頂上は、1491メートルの塔ノ岳です。登山口の一つ、大倉登山口の標高は290メートルなので、高度差で約1200メートルあります。このルートは尾根伝いに登るので、ほぼずっと登りっぱなし。だから、高度計が800メートルを指しているなら、三分の二まで登ったことが分かります」

 プロトレックの高度計は圧力センサーで気圧を測り、高度を割り出す仕組み。登りはじめる前に高度計を補正(当日、当場所の条件で初期調整)して使う。プロトレック PRW-6000は、特に「Smart Access」(りゅうずの引く、回す、戻すで各種機能を直感的に、スムーズに操作できる電子式リューズスイッチ)の使い勝手のよさが、山の現場でとても有効に機能する。最近の登山地図には主なポイントに標高が記載されている。登山口で高度を補正測定することで、登山中の位置を的確に把握できるというわけだ。

photo 「Smart Access」を搭載したPRW-6000Y。誤操作防止のクイックロック機構付き電子式リューズスイッチにより、引く、回す、戻すといった直感的な操作で高度計の補正ができる

 もちろんプロトレックはそもそも腕時計である。正確な時を刻む用具を身に着けて山を登るということも何よりも安心につながる。

 「プロトレックは電波時計なので時刻がきわめて正確。そしてソーラー電源仕様なので、電池切れの心配も(ほぼ)ありません。こうしたことに気を遣わなくていいのもうれしいですね」と岩崎氏。正確な時刻と方位、高度計測、この3つの機能のシンプルな使いやすさが、登山のための用具として向いている理由の1つだ。

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