腕時計を大きく進化させたのは、時代をほぼ同じくして生まれた航空機だった。だからこそパイロットウオッチには特別な魅力が宿っている。
流れる時間を計測するクロノグラフ機構は、特別な目盛りを加えることで計測機器としての価値が備わる。ロンジンの歴史は、こういうディテールにもしっかり生きている。
クロノグラフ=スポーティというイメージは間違っている。端正なケースデザインを持つドレッシーなクロノグラフは、特別なシーンでこそ活躍する別格の小道具となる。
1832年の創業以来、クロノグラフの名門として評価されてきたロンジンは、優れた技術力を持ったメーカーとして歴史を刻んできた。傑作ムーブメントの数々は、形を変えて現在まで受け継がれ、過去の名声を伝えてくれる。
人類が深海調査を本格化させるのは1940年代から。ロンジンは潜水艇ミッションに精密計時機器を提供する。そして1960年代のダイバーズウオッチを現代に復刻したのだ。
女性用の腕時計が誕生した後も男たちは懐中時計を使い続けていた。諸説あるものの男性用の腕時計の歴史は、パイロットウオッチから始まったといっても過言ではない。
1927年、世界初の大西洋無着陸単独横断飛行を成功させたチャールズ・リンドバーグ。その偉業は愛機「スピリット オブ セントルイス号」と新機構を持つ腕時計が支えたのだ。
スイスの老舗ウオッチブランド「ロンジン」。180余年の歴史から生まれる「ヘリテージ コレクション」の新作が、バーゼルワールド2013でデビューした。
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