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「忠実な部下」には違いないけれど… Survey Weekly Top10

» 2004年08月25日 22時16分 公開
[松山由美子,ITmedia]

 先週のトップは最近何かと話題のGoogle関連から。「パソコンを身近な人・存在にたとえると」という設問が目を引いた調査ニュースが2位にランクイン。トップの「忠実な部下」以外にも「自分の分身」や「かわいい秘書」など、意外とみなさん、PCとはいい「関係」を保ってるんですねぇ。

 私にも見た目と字の美しさだけがウリのM子と、ウイルスに抵抗力が弱くよくカゼをひいているが、地道な仕事ぶりは頼もしいW夫という「忠実な部下」が2人いる。2人とも命令したことは、きちんとこなしてくれるが、自分からすすんで仕事を行うことは絶対にない。仕事熱心だが、グラフィックスの作成や、売り上げの集計、Webページの巡回閲覧など、同時にいろんな業務を依頼すると、よくブチ切れて、固まりてこでも動こうとしない。とくに仕事の途中でキレると、これまでの作業を全部破棄してしまい、こっちが固まるはめになるので、なだめすかしながら、仕事を依頼することが多い。

 それから特にM子に言えることだが、隣の席の新入りの「忠実な部下」を「お、スタイルいいなぁ〜。仕事も速いね〜」などとほめようものなら、とたんに機嫌が悪くなり、仕事も頼んでないのに、しょっちゅう固まる。なので、M子の前では間違っても「そろそろ新しい“忠実な部下”ほしいなぁ」などとつぶやいてはいけない。

 大きな声では言えないが、見た目がウリだったM子も、後輩たちから陰口をたたかれていることには気づいていない。「もう古いのよね、彼女って」「最新の話題にはついていけないし〜」「OS Xの時代に“9”だなんて」。「上司」の筆者同様、時代遅れのお局様と化していることにM子は気づいていないようだ。

 よけいな話が長くなったが、今週のボツニュースは、お世話になっているけれど、ITとは関係のないネタということで、日本能率協会MDBの「ドラッグストア」の利用に関する調査。認知度、利用度とも「マツモトキヨシ」がトップ(認知度は9割。CMの影響が大きいんだろうな)で、購入するのは「ヘアケア用品」(71.6%)、「オーラルケア用品」(61.7%)、「石鹸・ボディーソープなど」(61.3%)。品揃えを充実して欲しい品目は「化粧品」(40.2%)、「ヘアケア用品」(32.1%)、「市販薬(大衆薬・一般薬)」(29.0%)だった。

 「品揃えを充実っていうより、もうちょっとゆったりした店になりませんかねぇ。人が邪魔でよく商品が見えないし」とつぶやくと、隣席のI氏が「ウチの近所はゆったりしてますけど」という。確かに渋谷のマツキヨに休日に行く私が悪い。

 「まぁどこに何があるか商品の陳列とレイアウトがわかりづらいので、そのあたりは気を配って欲しいですね」とI氏。確かに関連性のありそでなさそな商品が並んでいる印象だ。

 しかし。商品を探しているうちに「あれ?こんな新製品が」とか「あ、これよさそう」と買うつもりじゃなかった商品を手にとっていることもしょっちゅうである。あのランダムな陳列は、実はそういう消費行動に基づいた綿密な計算によるもの…なわけはないか?

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