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» 2008年04月14日 14時00分 UPDATE

先延ばし撃退Part2:第2回 習慣化するには“ちゃんとやらない”こと (2/2)

[平本相武(構成:房野麻子),ITmedia]
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 私は「ハイパワー・モチベーション」という通信講座のDVDを出しているのですが、購入者から「すごくいいDVDですけど、1日30分もなかなか時間がとれないんですよ」と言われます。それに対し私は「何のために30分も見る時間をとらなきゃだめなの? 家に帰ったら、とりあえずDVDをつけて、食器を洗うなり洗濯物をたたむなり、別の用事をしていればいいんですよ」と言います。「でも、それじゃ30分のうち半分も見られませんよ」と返されます。それに対しても「何言ってるの、半分も見る必要ないですよ。トイレに行っている間に、何か聞こえるな、それくらいでいいんです」と答えます。

 そうすると、「ちゃんとやらない」「最後までやらない」「効果が出るまでやらない」が身に付いてきます。ずっと流しているうちに、面白いな、もっと聞きたいな、という気持ちになったら聞けばいい。ちゃんと時間を取って見ようとして、1週間も2週間もたつよりは、ちゃんと見る時間なんか取らないよ、という気持ちで、テレビを流すようにつけっぱなしにしていればいいんです。もうちょっとそこ、聞きたいな、と思えば注意して聞く。それでも最初は10分程度でいいですね。もっと見たいと思えば、そのうちほかの用事を忘れて20分でも見るでしょう。ちゃんと時間を取ろうと思いながら1週間、先延ばしにしているのと、最終的にどちらに効果があるかわかりますね。

 この「ちゃんとやらない」「最後までやらない」「効果が出るまでやらない」「そのために時間を取らない」ことによって、苦痛の行動をまず、快にするのではなくてニュートラルにしたいのです。ちゃんとやらなくていいなら、最後までやらなくていいなら、効果が出なくていいなら、時間をとらなくていいならニュートラルですよね。別に楽しくはないけど、辛くはない。ちゃんとやって、最後までやって、効果がでるまでやって、そのために時間を取りなさい、というのが苦痛なんです。

 まずは、やることがニュートラルになること、もしくは習慣になることを目指しましょう。効果が出るようにやっていくのは、その後からです。

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ピークパフォーマンス 代表取締役

平本相武(ひらもと あきお)

 1965年神戸生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了(専門は臨床心理)。アドラースクール・オブ・プロフェッショナルサイコロジー(シカゴ/米国)カウンセリング心理学修士課程修了。人の中に眠っている潜在能力を短時間で最大限に引き出す独自の方法論を平本メソッドとして体系化。人生を大きく変えるインパクトを持つとして、アスリート、アーチスト、エグゼクティブ、ビジネスパーソン、学生など幅広い層から圧倒的な支持を集めている。最新著書は「成功するのに目標はいらない!」。コミュニケーションやピークパフォーマンスに関するセミナーはこちらから。


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