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» 2009年09月16日 23時00分 UPDATE

ビジネスプリンタ“徹底活用法”:今年発売した10万円前後で購入できるA4カラーレーザー複合機、ポイントはここ(基本編)

低価格なのに高性能――。そんな傾向が、特にA4カラーレーザー複合機で顕著だ。そこで、10万円を切るカラーレーザー複合機の便利ポイントを押さえて行きたい。

[鷹木創,Business Media 誠]

 低価格なのに高性能――。最近、安くても必要な機能を備えて十分利用できる、そんな機器が増えている。オフィス機器の世界でも顕著な傾向だ。特にA4カラーレーザー複合機は安くなった。カラー化が進み、印刷速度が向上し、本体サイズが小さくなっても、10万円を切る機種が出始めているのである。そんなA4対応カラーレーザー複合機(LED複合機を含む)のポイントを確認したい。最初に基本機能を押さえよう。

TEC値とスキャン機能ならキヤノン「Satera」シリーズ

st_ca01.jpgst_ca02.jpg MF8350Cdn/MF8330Cdn(左)とMF8050Cn/MF8030Cn(右)

 まずトップバッターはキヤノンの「Satera」シリーズ、「MF8350Cdn」「MF8330Cdn」「MF8050Cn」「MF8030Cn」の4機種だ。いずれも9月17日に発売する新モデルで、MF8350Cdn/MF8050Cnは、コピー、プリント、ファクス、スキャンの4つの機能が利用できる。MF8330Cdn/MF8030Cnは、コピー、プリント、スキャンの3つの機能を搭載した。

機種 想定価格 印刷速度
(カラー/モノクロ)
大きさ
(幅×奥行き×高さ)
重さ ネットワーク 自動両面印刷 集約印刷
MF8350Cdn 9万5000円前後 20枚/20枚 430×484×479ミリ 約31キロ 2in1
4in1
MF8330Cdn 8万5000円前後
MF8050Cn 8万円前後 8枚/12枚 430×484×429ミリ 約25キロ ×
MF8030Cn 7万円前後

 環境面とスキャン機能を強化したことが特徴で、TEC値(※)はMF8350Cdn/8330Cdnが0.93キロワット時、MF8050Cn/8030Cnが0.59キロワット時と「従来機種に比べて約70%以上低減した。業界トップの省エネ性能だ」(キヤノン)という。

 ※概念的な1週間において複合機を使用した場合(平日5日を稼働とスリープ/オフの繰り返し、休日2日をスリープ状態と想定)の消費電力を算出した環境基準値

 また、ユーティリティソフト「MF Tool Box」をネットワーク対応させたほか、Scan to MailやScan to OCRなどのプリセットボタン、ユーザーごとのカスタマイズボタンなどを備えた。データサイズを圧縮してPDF化する「高圧縮PDF」や、OCR処理を施すことでテキスト検索できる「サーチャブルPDF」、スキャンしたドキュメントをまとめた「複数ページPDF」を生成できるなど、スキャン文書の再活用にも便利な機能を備えた。

最薄を取るか、高耐久を取るか――ブラザー「ジャスティオ」シリーズ

st_justio01.jpg 左からMFC-9450CDN、MFC-9120CN、DCP-9010CN

 続いてはブラザー工業ジャスティオ」、「MFC-9450CDN」「MFC-9120CN」「DCP-9010CN」の3モデルだ。こちらは10月上旬から11月上旬にかけて順次発売する新製品である。MFC-9450CDNとMFC-9120CNはプリンタ、コピー、スキャナ、ファクス機能を搭載。DCP-9010CNはプリンタ、コピー、スキャナだけのファックスなしモデルとなる。

機種 想定価格 印刷速度
(カラー/モノクロ)
大きさ
(幅×奥行き×高さ)
重さ ネットワーク 自動両面印刷 集約印刷
MFC-9450CDN 11万円前後 20枚/20枚 432×487×482ミリ 約33.6キロ △(※) 2in1
4in1
MFC-9120CN 9万円前後 16枚/16枚 428×491×401ミリ 約22.9キロ ×
DCP-9010CN 8万円前後 約22.7キロ
 ※自動両面印刷機能はPCからのプリントのみ

 3機種の中ではもっとも印刷速度の速いMFC-9450CDNは、高耐久モデルとして20万枚印刷/5年間の装置寿命を想定している。一方、同じ筐体を採用したMFC-9120CNとDCP-9010CNは、印刷速度は若干遅めだが、高さ401ミリと「国内再薄サイズだ」(ブラザー工業)という。なおMFC-9120CNとDCP-9010CNは、手差し/カセットの2Way給紙、正面/背面の2Way排紙に対応しており、封筒など厚手の用紙でも反りにくいストレート排紙が可能となっている。

 Sateraシリーズ同様こちらもスキャナ機能を強化しており、Scan to FTP、Scan to ファイル、Scan to Mailなどが可能。日本語OCRソフトを付属し、スキャンした文書イメージをテキストデータに変換するScan to OCR機能も搭載した。

集約印刷ならリコー「IPSiO」

ts_ip2.jpg IPSiO SP C301SF

 2月に発売したリコーの「IPSiO SP C301SF」も10万円を切る価格で販売しているA4カラーレーザー複合機だ。プリンタ、コピー、ファクス、スキャナ機能を搭載している。


機種 実売価格 印刷速度
(カラー/モノクロ)
大きさ
(幅×奥行き×高さ)
重さ ネットワーク 自動両面印刷 集約印刷
SP C301SF 10万円以下 20枚/20枚 420×493×476ミリ 約30キロ 4in1
8in1

 Sateraやジャスティオの両シリーズとの大きな違いは、集約印刷機能。両シリーズでは最大4面を1面に印刷できたが、SP C301SFでは最大8面を1面に印刷できる。このほか自動両面印刷機能も搭載しており、組み合わせることで1枚の用紙の表裏に併せて最大16面を印刷できるわけだ。

 スキャナ機能ではScan to MailやScan to フォルダなどの基本機能を備えている。


 駆け足で基本機能を見てみたが、いかがだっただろうか。安価でもパワフルなA4カラーレーザー複合機を使いこなして、業務効率の向上やコスト削減につなげたいところである。次回以降は、セキュリティやコスト削減に効きそうな機能に焦点を当てる予定だ。乞うご期待――。

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