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» 2011年11月11日 19時00分 UPDATE

あなたの不安、見積もります:佐々木正悟流「Evernote整理術」週次レビューで「ピックアップゼロ」

Evernoteをやってみたはいいが整理できずに放置するパターンに陥っている人もいるはず。大量の情報をEvernoteに入れてどうさばくか――。佐々木正悟流の整理術を引き続き紹介します。

[佐々木正悟,Business Media 誠]

 前回までEvernoteの整理術を紹介してきました。私の方法は「インボックス」→「ライフログ」または「インボックス」→「カタログ」→「ライフログ」という整理術です。実は、ライフログとカタログのほかに作業に特化したもう1つのスタックを作っています。それが「ピックアップ」です。

 「ピックアップ」に入るのは「カタログ」からで、入ることのできるタイミングは原則として週に1度だけです。それがGTDでいうところの「週次レビュー」のタイミングです。このときに私は「今週使いたい資料」を全部「ピックアップ」に移します。「今週買いたい本」「今週買いたいもの」「今週行きたいお店」などもこのタイミングで移動します。

 しかし私の仕事で大事なのは「今週使いたい資料」。いわばブログや連載で使用したい「ネタ」です。これを「今週分」としてまとめて週に1度だけ移します。ちなみに「インボックス」や「カタログ」に入っているノートには「タグ」をつけたりはしていません。「インボックス」から直接「ライフログ」へ移すときや、「カタログ」から「ピックアップ」へ移すときに、「タグ」をつけます。その場合の「タグ」は「仕事の種類」です。

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 例えばこの連載を意味する「誠記事」というタグがあります。こうしておくことで、少なくとも仕事中は「ピックアップをみる」というクセがつきます。「ピックアップ」には必要な資料しか入っていないはずなので、数もとても少ないのです。ブログや連載記事を書くときになって「何かいいネタがないかな」と「カタログ」の中の1000もの資料をあさるのは、あまり効率的ではありません。その方がいいネタにぶつかる可能性も確かにありますが、ずいぶん資料があるわりに何もめぼしいものがないといった困った事態にも遭遇します。

 そして同じく週次レビューのタイミングで、この「ピックアップ」を1度ゼロにします。「ピックアップ」下にもかかわらず使わなかった資料は削除します。「カタログ」に戻してもいいのですが、判断に緊張感を持たせるために、私は削除することにしています。この一連の作業を勝手に「ピックアップゼロ」と呼んでいます。

 そして、使った資料は「ライフログ」へ移します。使ったとはいえ、Webクリップしたネタなどは「私の」ものではないので、「ライフログ」に入れるのはおかしな感じもします。実はここに迷いがあります。「使用済みカタログ」の意味で「リサイクル」というスタックを作ったこともありました。が今は取りあえず、「自分が使ったネタ」として「ライフログ」の「ネタ」という意味のノートブックへ移しています。

 スタックの数は極力少なくしたいので、今はこうしています。

  • カタログスタック
  • ピックアップスタック
  • ライフログスタック

 の3スタック。ピックアップに移した際に「タグ」も付けてあるので、後で「この連載のために使ったネタは何だったか?」ということを知る必要があったときにも探すことができるのであります。


筆者:佐々木正悟

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 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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