コクヨの新オフィス家具ブランド「ofon」、レイアウト変更を簡単に

コクヨファニチャーは1月30日、小規模オフィス向けの家具ブランド「ofon(オフォン)」を発表した。オフィス作り全体を提案するほか、働き方に合わせて柔軟にレイアウトを変更できるのが特徴だ。

» 2013年01月30日 16時25分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]
新オフィス家具ブランド「ofon(オフォン)」。ONとOFFを組み合わせたブランド名となっている

 コクヨファニチャーは1月30日、小規模オフィス向けの家具ブランド「ofon(オフォン)」を発表した。

 ofonは、コクヨファニチャーとnendoのプロダクトデザイナーの佐藤オオキ氏が、コンセプト部分から共同開発した家具ブランド。仕事に集中する「ON」の時間と、息抜きをする「OFF」の時間に応じて、レイアウトを気軽に変更し、楽しく働ける場を提供したい、という意味が込められている。

 特徴は、ONとOFFの行き来ができるよう、仕事のスタイルに合わせてオフィスのレイアウトを変更できる点だ。以下の写真のように、同様の家具を利用しても配置によって雰囲気を変更できるようにした。例えば社員間のコミュニケーションを重視したい場合にはデスクをすべて付けたレイアウト、個人のデスクワークを重視したい場合にはそれぞれが集中できる空間を仕切ったレイアウトにできる。




  ofonでのレイアウト一例

 このように、限られたスペースかつ人数で柔軟にレイアウトを変更できるよう、家具の組み替えも容易にできるようにした。従来のオフィス家具のように電動ドリルなどの工具を利用しなくても、500円玉サイズのコインで家具の連結や組み換えが可能な仕組みとなっている。


  各接続部分を押すと、連結を変更できる部分が出てくる。この部分をコインで回す仕組みだ

 価格は、デスクが1万4900円から、チェアが1万4700円から、収納ボックスが8800円からとなっている。各ラインアップと詳細な価格はWebサイトで確認できる。

 なおコクヨファニチャーでは、大規模オフィス向けの新家具ブランド「brackets(ブラケッツ)」も1月29日に発表している。3月に発売を開始する同ブランドは、広いオフィスの中で、従業員同士の緊密なコミュニケーションがとれるスペースをあえて確保するためのもの。周囲からの音や声などを軽減する効果がある吸音ウレタンを内蔵したパネル付きソファを中心に、テーブルなどと組み合わせ、簡単にミーティングスペースが構成できるものとなっている。

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