カンミ堂は、スマートフォンのカメラロールに保存している画像データを、手帳やノートの紙面上とひも付けて登録、フォルダ分けできる付せん「ピコットフセン」を発売した。
スマートフォンで撮影した画像データは、デフォルト設定では1つの決まったフォルダ(iPhoneの場合はカメラロール)に保存される場合が多い。よほどまめにフォルダ分けをしている人以外は、カメラロールに多くの画像データを時系列で保存している。
こんなシーンはないだろうか。友人にスマートフォンに保存している画像データを見せようとしてカメラロールを開いたら、うっかり見られたくない画像データも含まれていた――。ピンポイントで1つの画像だけを見せられればいいが、もし手渡してスクロールでもされたら、ちょっと気まずい場面だ。
そんな人にオススメしたいのが、カンミ堂が3月15日に発売を開始した「ピコットフセン」。QRコードが印刷された付せんに、スマートフォンのカメラロールの画像をひも付けられるというものだ。価格は1パッケージ24枚入りで420円。
仕組みはこうだ。手帳やノートに付せんを貼り、専用のスマートフォンアプリ「picotto fusen」で読み込む。その後アプリ内でひも付けたい画像を選択する。後からそれらを見たい場合には、QRコード再度アプリで読み込み画像を呼び出す仕組みだ。では具体的にどのような利用シーンがあるか、見ていこう。
例えば3月15日に旅行に行き、スマートフォンで複数枚の画像を撮ったとする。その中からお気に入りのものをピックアップしてピコットフセンに登録。付せんを手帳の3月15日欄や、旅行の記録を書いた日記に登録しておくことで、後からそれらの手帳や日記を見直したときに、ピコットフセンのQRコードをアプリで読み込めば、見たい画像データだけを呼び出せる。
1つ1つの画像データを印刷しておくまではないが、アルバム感覚でまとめておき、手帳や日記などのアナログツールとひも付けて登録できる。ピコットフセンは、スマートフォンの良さを引き出しながら、手書きやシール(付せん)を貼って手帳などをデコレートするアナログの楽しさを広げる商品といえる。
カンミ堂では、「スマートフォンで日々たくさんの写真を撮っていて、かつスケジュール管理はスマートフォン。でも、記録や日記は紙への手書き派」という人にピコットフセンはオススメとしている。
なお、アプリの対応機種は現在はiOSのみ。Androidには2013年4月末に対応する予定だ。
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