Facebookの「エッジランク」の仕組みを知り、効率的に集客できる方法を身につけよう。
本連載は、山田案稜著『小さな会社のWeb担当者になったら読む本――ホームページの制作から運用・集客のポイントまで』(日本実業出版社刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたの会社のWebサイトは、売上につながる「生きたサイト」になっていますか? 「とりあえず作ってはみたけど、イマイチ機能していないサイト」になっていませんか?
従業員50人くらいまでの「小さな会社」では、パソコンにちょっと詳しい程度の人でもWebサイトの担当者を任されます。
本書は、Web戦略に手間と費用がかけられなくても、Web戦略に詳しい人がいない会社でも、「確実に売上につながるサイト」にするための、ホームページの制作から運用・集客のポイントまでを紹介。悩めるWeb担当者や経営者に向けた入門書です。
Facebookのニュースフィードには、友だちからのさまざまな投稿が流れてきます。運用していくうちに、この表示の順番が必ずしも投稿順ではないことに気付きます。Facebookのニュースフィードは、通常「ハイライト」という方式に設定されており、Facebook独自のアルゴリズムで、あなたのアカウントと関連性が高く、かつ重要度が高いものを上位に表示するように制御されています。
このランク付けは「エッジランク」と呼ばれていますが、この仕組みを理解すれば、自社のFacebookページや個人ページの投稿を、友だちやファンに対して他社の投稿より上位に表示させることができます。
この手法は、ニュースフィード最適化(NewsFeedOptimization)、略してNFOと呼ばれています。
エッジランクは、下記の方法で決定されます。
affinity score(親密度)× weight(重要度)× time(新しさ)
それぞれの要素について簡単に説明します。
親密度とは、相手との「仲の良さ」を示すものです。具体的には、「いいね!」を押した数やコメントをした数、メッセージのやり取りの回数などで決まります。
自分が友だちの投稿に対して「いいね!」を多く押せば友だちのニュースフィードに上位表示されるわけではありません。あくまで友だちがあなたの投稿に対して「いいね!」を押して初めて、友だちのニュースフィードにあなたの投稿が上位に表示されます。
「いいね!」や「コメント」の数が多い投稿は重要度が高いと判断され、上位表示されやすくなります。「多くの人が盛り上がっている投稿」と判断すればよいでしょう。
これはそのまま投稿の新しさを表わします。親密度や重要度が高くても、あまりに古い投稿は上位に表示されないということです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.