ついにキングジムが社畜オフトゥンを開発……! と憶測が憶測を呼んだ「着る布団」。寝心地の良さにうっとりです。
2014年8月23日〜8月29日
8月の最終週、どういうわけか関東以北は10月のような寒さになっていますが、今週もWeekly Top10をお送りします。
今週、最もアクセス数が多かったのはおやつ活用術の「OYATSU HACKER」から「勉強に最適なのは『朝』『夜』どっち?」でした。昔から「早起きは三文の徳」といわれます。確かに朝は記憶力が増し集中できるそうです。でも、夜はリラックスしているので記憶が定着しやすいというメリットがありますよ。勉強のおともに選んだおやつは「チェリオ」。なぜ? という答えは記事からどうぞ。
次に読まれたのは「『自分でやったほうが早い』は、チームを滅ぼす――上手な仕事の任せ方」でした。仕事ができる人ほど自分でやったほうが早いと考え、つい自分でやってしまいますが、それでは仕事が属人化してしまい結局はチームのためにならない、ということを説明しています。仕事を仕事を任せれば、自分にも任せた相手にも、チームにもメリットがありますので、上手な任せ方を身につけたいものですね。
3位はコクヨが発表した製品のニュース記事「紙のノートに“チェックするだけ”で爆速クラウド保存――『CamiApp S』がすさまじい」でした。「書いたらチェック」で筆記具から手を離さずに筆記データがデジタル化されていくのは一度味わってもらいたい感覚。スマホへのデータ転送がWi-Fi接続だとスマホがネットに繋がらなくなるという問題がありましたが、これはBluetooth接続のためそういった心配も不要というところがポイントの高い製品だと感じました。
ところで、ランキング9位に入った記事で取り上げた、「着る布団&エアーマット」の衝撃を覚えている人もいることでしょう。社畜専y……もとい、災害時のオフィス待機に備えていざという時にすぐ動けるように袋型ではなく人型にした簡易寝袋です。
こちらは8月26日にキングジムが発表した製品。オフィスの床にエアーマットを敷いて着る布団を着用した男性モデルが横たわっている写真に「ついにキングジムが仕事のため、会社で寝る人を支援する布団を開発したか!」「これは社畜用オフトゥン(お布団)だ!」とTwitterをはじめ、ネット上では相当なインパクトを与えましたね。
このニュースを読んで、わたしがすぐに思い浮かべたのは一時期話題になった「歩ける寝袋」。熊に襲われたときでも素早く立って逃げられる、というコンセプトの製品です。ただ、これでは手が出ていないので早く走れないのではないか……という議論は趣旨から外れるので置いておきます。
着る布団&エアーマットは、アウトドア用品ではなくれっきとしたオフィス用品なのです。それが証拠に、キングジムのTwitterアカウントで同製品を「社畜オフトゥン」と認める発言さえしています。
これは着てみなければ! ということで、早速交渉。すぐにサンプルを借りることができ、翌日届いたのがこちらです。
もちろん着てみました。これを着たわたしと一緒にいるところを見られたくないのか、写真撮影に誰も付き合ってくれず一人撮影会でしたが。
エアーマットには青と白の2つの弁がついており、青い方のキャップを外して付属のエアーポンプで空気を送り込みます。
空気を入れること3分29秒。エアーポンプを230回ピストンさせ、ようやくエアーマットに寝られるほど充分な固さが得られました。女性1人では疲れてしまうかもしれませんが、男性であれば筋力トレーニングに役立ちそうです。
200キロまでの耐荷重ということなので、安心して横になることに。
これは快適! 夏の暑い時期ならエアーマットだけでも充分安らげるのではないでしょうか? 災害時には電気の供給も途絶え空調がきかなくなってしまうので、寒い季節には床が冷えてしまいます。でもこのエアーマットがあれば床の硬さを軽減するだけではなく、床の冷たさもシャットアウトしてくれそうです。
デスクに1つ常備しておきたい製品ですが、エアーマットは一度使うと元に戻すのが大変。箱に戻すことができなくなってしまうため、試すのは着る布団だけにしておいた方が良さそうです。
でも、せめて冬に試用したかった……。
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