ひそかなブーム? ちょこっとクルージングで非日常を味わうBiz.ID Weekly Top10

クルージングというと、「お金持ちの遊び」という先入観があったのですが、実は意外と気軽に楽しんでいる人たちがいるということを知りました。参加してみて得られた収穫は……。

» 2014年10月11日 08時00分 公開
[渡辺まりか,Business Media 誠]

 10月4日から10日の間、大きなイベントとしては真っ赤な月を観測できた皆既月蝕がありました。皆さんは見られましたか? それでは今週も誠 Biz.IDのWeekly Top10を紹介していきます。

 この1週間で最も読まれたのは「針もなく、穴も開けずに5枚をとじる『ハリナックスプレス』」でした。これまでの針なしステープラーといえば紙に穴のような切込みを入れ、それを折り曲げて閉じるというのが常識でした。しかし大切な書類に穴を開けたくない――そんな要望にこたえて開発されたのがハリナックスプレスです。穴を開けずに圧着するという新しい仕組みでとじられる枚数はコピー用紙5枚程度。

 シュレッダーにかけたりファイリングしなおしたりするため簡単にばらせるよう工夫されているとのことです。通常のステープラー本体に比べれば高価に感じるかもしれませんが、消耗品の針が不要だと考えれば、長期的にはこちらがオトクかもしれません。

 2番目に読まれた記事は「デジカメ不要?! 新しいXperiaの手ぶれ補正がすごかった」でした。もちろん、本格的な写真を撮りたい、となればデジカメは必要ですが、日常のちょっとした風景を切り取る――といった用途ならこれで充分だと感じました。何より防じん・防水機能があるので、気軽に撮影できますね。

 3位には連載「明日を変える働き方」から「『会社』としたたかに付き合う」がランクイン。仕事で生じるストレスに打ちのめされてしまうと、ネガティブな思考パターンに陥りがちで「辞めたい」としか考えられなくなってしまうかもしれません。記事に出てきたキャビンアテンダントのBさんは、「ストレスは“スパイス”のようなもの」と考えを切り替えることで、上手にストレスに対処できるようになったとのこと。「したたか」という言葉に良いイメージを持つ人は少ないかと思いますが、ここでは少し違う意味で使われています。詳しくは記事をどうぞ。


 最近、ひそかに「クルージング」が流行しているようです。クルージングといっても、大きなクルーザーでの優雅な船旅やディナーといった、数万円もかかる“リッチ”なものとは違います。もっと気軽に楽しめる小型船舶によるもので、都内を流れている川や、遠乗りでも東京湾の内海をぐるっと回る程度。それでも、いつも地上から見ている建物を川から見上げるのはなかなか風情があるものです。

 そんな“お手軽クルージング”に参加する機会がありました。

 乗船場所は「勝どきマリーナ」。ここは隅田川に続く「新月島運河」沿いにある、カフェなどが併設されたマリーナで、ボートレンタルやボートライセンス教室などを行っています。

 当日は雨模様でしたが、乗船時間が近づくにつれ小降りになり、乗船とほぼ同時に止んでくれました。これも日ごろの行いが良いからでしょう(たぶん)。

 目指したのは東京スカイツリー。勝どきマリーナから北へ約8キロ先です。

 目指すは東京スカイツリー

 途中、「飛行機を飛ばす場合は事前にフライト許可が必要だけど、船の場合は不要なんだろうか」という疑問が湧いたため、キャプテンにたずねてみたところ、「川は道路と同じ扱い。道路を走るとき、事前に許可はいらないでしょう?」と説明してもらいました。そう考えると、ますますボートクルーズが身近に思えてきます。

 このイベント、普段なかなか見る機会のない橋の下を撮影したり、人気の建物(?)をいつもと違うアングルから撮影できる絶好のチャンスです。

 大橋というほどでもない「朝潮大橋」
 下から見上げるといつもと違う世界が広がっています
 川から見上げる蔵前橋
 築地市場の裏側はこうなっているんですね
 首都高6号向島線からは近すぎて撮れないこんな風景も見られます

 同じようなボートクルーズイベントをネットで検索してもなかなか見つからないのですが、Facebookで「クルージング」というキーワードで検索すると、レンタルボートを利用している人たちのグループページやサービスを提供しているページを見つけられます。参加費も2000円から5000円程度とさほど高くありません。気軽に参加してみるのはどうでしょうか。

 もし、自分で操縦したくなったら、小型船舶免許の取得もオススメです。2級(いわゆる海の普通免許といわれているもの)は最短3日、料金も10万円未満で取得可能とのこと。キャプテン気分を味わってみるのもいいかもしれませんね。

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