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» 2009年03月31日 19時08分 公開

ストレージサービス基盤刷新:パナソニック電工IS、フロアをまたぐコア・エッジ型SANを構築

パナソニック電工インフォメーションシステムズは、IT基盤全体の統合プロジェクトの一環として、2008年夏にSANの刷新プロジェクトを開始し、このほど新システムを稼働させたことを発表した。

[ITmedia]

抜本的な改革でROIの向上を

 パナソニック電工インフォメーションシステムズ(以下、パナソニック電工IS)は、パナソニック電工グループおよびその他多くの顧客企業向けに共用SANストレージサービスを展開している。同社は、2002年に自社内のサービス基盤としてSANを構築したが、共用SANストレージ・サービスの展開により、データ量の急激な増加や、システムの複雑化、ポートの枯渇、フロア面積の不足などの問題が表面化していた。

 そこで同社は、IT基盤全体の統合プロジェクトの一環として、2008年夏にSANの刷新プロジェクトを開始した。新たなSANの構築では、抜本的な設計の見直しを行い、これまでのSANダイレクタから直接サーバストレージに接続する構成から、エッジに配したSANスイッチをコア側で集約するコア・エッジ型の構成に変更した。コアにはブロケード コミュニケーションズ システムズ(以下、ブロケード)の「Brocade DCXバックボーン」、エッジには「Brocade 5300」を採用した。

 パナソニック電工ISでは、今回の新規SAN構築にあたり、ブロケードの提供するプロフェッショナルサービスを活用している。このサービスの利用によって、実際のサーバ/ストレージ利用状況を解析することで必要な要件を導き出し、現在進行中のサーバ統合プロジェクトがさらに進展していった場合を想定したゾーニングやQoSの検討、また空調効率や管理の複雑さの観点でも問題となっていたケーブリングの最適化などに取り組み、運用管理の効率化とROIの向上を実現したという。

 パナソニック電工ISによれば、今回のSAN構築では、450台のサーバと15台のストレージを接続してリソースを集約し、効率の向上とコストの削減を実現したという。また、機器の接続コストも約30%低減され、消費電力はサポートするポート数が倍以上になっているにもかかわらず、従来の半分に抑えることができたという。

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