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» 2009年10月05日 17時39分 公開

マイクロソフト、25人以下のWeb開発企業にデザインツールを無償提供

マイクロソフトはWebデザインやサイト構築を手掛ける国内の企業向けに、同社のデザイン/開発ツールを無償で提供するプログラム「WebsiteSpark」の提供を開始した。

[藤村能光,ITmedia]

 マイクロソフトは10月5日に記者会見を開き、Webデザインやサイト構築を手掛ける企業向けに、同社のデザイン/開発ツールを無償で提供するプログラム「Microsoft WebsiteSpark」を同日に開始すると発表した。「中小規模の企業にとって高価格」と評されるこれらのツールを、プログラムの参加要件を満たした企業に提供することで、ツールの普及につなげていく。

 WebsiteSparkは、Webの制作や開発を手掛ける企業に、開発に必要なソフトウェアや技術情報、サポートサービスを3年間無償で提供するもの。具体的には、(1)統合開発環境「Visual Studio 2008 Professional Edition」(3ライセンス)、(2)デザインツール「Expression Studio 3」(1ライセンス)、(3)Webデザイン関連のスイート製品「Expression Web 3」(2ライセンス)、Webサイトの検証やデモンストレーションに使う(4)Webサーバ「Windows Web Server 2008」(3サーバライセンス)、(5)Webデータベースソフト「SQL Server 2008 Web Edition」(3サーバライセンス)――の5つをそろえる。

 同プログラムに参加するための条件は、(1)Web制作や開発を手掛ける企業(個人事業主も含む)、(2)従業員は25人以下、(3)Windowsのプラットフォームを活用した新しいドメインのWebサイトやWebページを開発すること――としている。「(プログラムへの参加から)6カ月以内に1サイト以上の構築を目安としているが、強制ではない」(マイクロソフト)

 1年ごとにプログラムの更新が必要で、3年間の期間を終えた後には、プログラム提供料として100ドルが課金される。参加に当たり、マイクロソフトのパートナープログラムである「マイクロソフト パートナー ネットワーク」にも加入する必要がある。

マイクロソフト プラットフォーム戦略本部 シニアエグゼクティブ マーケティング スペシャリストの吉川顕太郎氏 マイクロソフト プラットフォーム戦略本部 シニアエグゼクティブ マーケティング スペシャリストの吉川顕太郎氏

 今回の発表に先駆け、現地時間の9月24日に米MicrosoftがMicrosoft WebsiteSparkを発表している。そこでの参加条件は10人以下の従業員の企業だったが、日本では25人以下と参加条件の範囲を拡大し、ツール導入のすそ野を広げた。

 「(無償提供の期間である)3年が終わった後に、次のステップを踏んでもらうための新たなプログラムも検討している」とマイクロソフト。同社は、新興企業や学生を支援する同様のプログラムも過去に提供している。WebsiteSparkも「(マイクロソフトの)Webプラットフォーム製品全体の売り上げを伸ばす」(プラットフォーム戦略本部 シニアエグゼクティブ マーケティング スペシャリストの吉川顕太郎氏)ための施策の1つに位置付けられる。同プログラムで見込まれる利益は「未公表」としている。

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