Microsoft、「Windows Phone 7 Series」開発キットの無償提供を発表アプリストアも刷新

Visual StudioやSilverlightなど、デスクトップ版とほぼ同じ開発環境が無料でダウンロードでき、開発したアプリは新生「Windows Phone Marketplace」に登録し、販売できる。

» 2010年03月16日 07時56分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月15日、開発者向け年次カンファレンス「MIX10」において、同社の次期スマートフォンプラットフォーム「Windows Phone 7 Series」向けのアプリケーション開発ツールを無償で提供すると発表した。コミュニティー技術プレビュー(CTP)版が開発者向けページからダウンロードできる。

 開発ツールのCTPは以下のツールで構成されている。

 また、ユーザーインタフェースデザインツール「Expression Blend for Windows Phone」のCTPも別途ダウンロードできる。

 各ツールのプログラミングモデル、コード、ツールはPC版と同じであるため、PC版でのスキルを持つ開発者はWindows Phone 7向けの高度なアプリケーションをすぐに開発できるようになるという。またエミュレータ上で開発できるため、Windows Phone 7端末がなくても開発が可能だ。

phone1 Windows 7上のエミュレータ

 Microsoftは同日、Windows Phone 7向けアプリストア「Windows Phone Marketplace」も発表した。開発者はアプリを.XAP形式で登録し、承認されたアプリをこのアプリストアで販売できる。Windows Mobile向けの従来のアプリストア「Windows Marketplace for Mobile」から大きく使い勝手やシステムを刷新し、検索性と決済機能を強化したという。また、ユーザーはアプリを購入する前に試用できる。

 Associated Press、Citrix Systems、EA Mobile、Foursquare Labs、ナムコPandora Media、Seesmic、Sling MediaなどがWindows Phone 7向けのアプリやゲームを開発している。MIXの基調講演では、SeesmicやNetflixのアプリのデモが行われた。

phone2 Windows Marketplace for Mobile

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