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» 2010年04月21日 18時20分 UPDATE

日本オラクル、新版「CRM On Demand」の提供を開始

日本オラクルはSaaS型CRMアプリケーションの最新版「Oracle CRM On Demand R17」の提供を開始した。ユーザーインタフェースや分析機能を強化した。

[藤村能光,ITmedia]

 日本オラクルは4月21日、SaaS型CRMアプリケーションの最新版「Oracle CRM On Demand R17」の提供を開始した。ユーザーインタフェース、ビジネスインテリジェンス、販売代理店の情報管理機能などを強化した。競合サービス「Salesforce CRM」に対しては、価格競争力と分析機能において優位性があるとしている。

 Oracle CRM On Demand R17では、画面遷移やスクロール操作を減らし、営業担当者のデータ入力作業を軽減できるようにした。具体的には、入力したレコードや案件情報のコピーが可能になったほか、一画面上に表示する情報を増やし、数クリックでたどり着けるように操作画面を改良した。顧客企業の要望の6〜7割を占めるという「省力化」の実現に向け、機能強化を図った。

 CRM採用の検討に当たり、蓄積したデータを分析し、営業の戦略や企画立案につなげたいと考えている企業もある。最新版では、CRM on Demandに実装されているビジネスインテリジェンスの機能をさらに拡充した。具体的には「Oracle CRM On Demand Forecast」と呼ぶ機能を強化し、商品の金額や量といった軸で売り上げ予測ができるようになった。

 パートナー企業との情報共有を支援する機能も追加している。販売代理店と新たに取引する際の審査業務や営業担当者向けの教育プログラムなどを管理できるようになった。「(Oracle CRM On Demandの)R14からR16までは案件や問い合わせ情報の共有が主だった」(日本オラクル CRM On Demand統括本部 CRM SC本部 山瀬浩明シニアセールスコンサルタント)が、最新版では仕切り価格や値引きプロセスの設定など、販売代理店との業務で必要な情報共有機能を実装した。

 1ユーザー当たり月額7989円から。対応するWebブラウザはMicrosoft Internet Explorer 6以上、またはFirefox 2.0以上。販売目標は未定としている。

Salesforce CRMに対する優位性を説明

日本オラクルの藤本寛氏 日本オラクル 常務執行役員 CRM On Demand統括本部長 藤本寛氏

 Oracle CRM On Demandは現在、「毎年85%程度の更新があり、売り上げが伸びている」(日本オラクル 常務執行役員 CRM On Demand統括本部長の藤本寛氏)状況にある。導入規模は数十から数千ユーザーまで幅広い。SaaSというサービスの提供形態に対する顧客企業の理解が進んだことで、「基幹システムとのデータ連携」といった新たな需要も増えているという。

 目下の競合サービスは、米Salesforce.comのSaaS型CRMアプリケーションであるSalesforce CRMだ。サービスの差別化について藤本氏は、「Oracle CRM On Demandの月額は、Salesforce CRM Enterprise Edition(企業向けバージョン:月額1万5750円)の約半分だ。また、ビジネスインテリジェンスの機能を標準実装しており、CRMのデータを活用したいという要望に応えられる」と話し、価格競争力と分析機能における優位性をアピールした。

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