アクティブユーザー数が5億人を突破したFacebookは、営業部門に米salesforce.comが提供するSFAソリューション「Sales Cloud 2」を導入した。世界最大のSNSであるFacebookが採用したインパクトは大きい。
アクティブユーザー数が5億人を突破し、世界最大のSNSとして存在感を増すFacebookは、米salesforce.comが提供するSFA(営業支援)ソリューション「Sales Cloud 2」を営業部門の業務管理に採用した。米salesforce.comが現地時間の7月21日に発表したもの。
2010年度の売り上げが10億ドルに到達すると予想されるFacebookは、破竹の勢いで売り上げを伸ばしており、その拡大速度に追従できるスケーラブルなセールスのソリューションが必要不可欠な状況となっていた。
従来、インハウス型のCRMを有していたFacebookだが、自社システムを強化するかオンデマンド型のCRMを導入するか評価・検討を重ねた結果、Sales Cloud 2を導入することに決めた。すでに営業部門への展開を終えたほか、デベロッパー・リレーションにも導入、既存の6システムを統合したという。
salesforce.comのソリューションを採用したことで、同社が提供する企業向けコラボレーションサービス「Chatter」がFacebook社内で利用される可能性もある。コンシューマーWebをけん引するFacebookと、コンシューマーWebのパワーをエンタープライズ領域に持ち込んだsalesforce.com。Facebookが社内でChatterを使うとなれば、salesforce.comの名声をますます高めることになるだろう。
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