日本軽金属、基幹システムのバックアップ環境を刷新 復旧時間を短縮導入事例

日本軽金属が基幹システムのバックアップ/リストアを目的にノベル製品を導入。サーバ1台当たり1時間以内で復旧できる環境を整備したという。

» 2012年08月22日 23時16分 公開
[ITmedia]

 金属加工大手の日本軽金属(東京都品川区)は、サーバ障害対策や災害対策を目的に、基幹システムのバックアップ/リストア環境を刷新した。バックアップ製品を提供したノベルが8月22日に発表した。

 日本軽金属はこれまでもヴイエムウェア製品を使ってサーバを仮想化し、バックアップ環境を構築してきた。だがサーバのOSやミドルウェアのバージョンが混在していたため、バックアップしたデータをリストアするためのパッチ作業が煩雑化していたという。

 新たなバックアップ環境として、ノベルのディザスタリカバリ/バックアップ向けアプライアンス製品「PlateSpin Forge」を採用。即時復旧が可能なデータのクラスタ化や、本システムと同等な待機システムの構築を通じ、サーバ1台当たりを1時間以内で復旧できる環境を整備したという。

 2011年8月に販売や会計システムといった優先度の高いシステムからバックアップを始め、最終的には100以上の重要なサーバ全てをバックアップする予定。さらに今後は、グループ企業を含む各生産拠点の業務システムも包括するバックアップ体制を構築するとしている。

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