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» 2013年03月14日 11時58分 UPDATE

導入事例:アンデスの高地に完成の電波望遠鏡にスパコンシステムを提供、富士通

国立天文台などがチリの標高5000メートルの高原に建設した大型電波望遠鏡「アルマ」の専用スーパーコンピュータを富士通が開発した。

[ITmedia]
fujitsu0314.jpg ACA相関器システム

 富士通は3月14日、国立天文台や欧米の機関が共同でチリに建設した大型電波望遠鏡「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(アルマ)」に、専用スーパーコンピュータシステム「ACA相関器システム」を提供したと発表した。アルマは現地時間13日に竣工している。

 アルマは、標高5000メートルの高原に建設され、世界最高の解像度を誇る。山手線の内側と同じ程度という直径約18.5キロの敷地にパラボラアンテナを66台配置。アンテナが受信したミリ波・サブミリ波の信号を計算機で処理し、直径18.5キロの巨大パラボラアンテナを使ったのと同等の電波画像を合成できるという。

 こうした計算を担うACA相関器システムには、毎秒約200Gバイトのデータが入力され、同120兆回もの高速計算でリアルタイム処理する。また、標高5000メートル、0.5気圧という環境での安定動作を実現した。システムはPCサーバ「PRIMERGY」35台と、富士通アドバンストエンジニアリングが開発した専用計算機で構成されている。同地の標高2900m地点の山麓施設や日本からリモートによる機器診断やソフトウェア更新などの保守作業も可能になっている。

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