約200店舗向けに提供する「総務備品発注システム」を刷新 ライフ導入事例

ライフコーポレーションは、「総務備品発注システム」を約200店舗向けにサービス提供を開始した。

» 2013年09月26日 18時30分 公開
[ITmedia]

 ライフコーポレーションが、約200店舗における社内備品の発注から検収、支払手続きまでの処理をクラウド環境で行う「総務備品発注システム」の利用を開始した。同システムを提供する富士通グループが9月26日に発表した。

 従来、ライフでは社内備品を購入する場合に、各店舗でハンディターミナルやFAXを使用して注文をしていた。週に一度各サプライヤーから納入され、その後に伝票へ手入力し、支払を行う仕組みだった。この方法は発注作業の利便性が低いだけなく、手入力する経費伝票が年間約15万枚にも上る。さらには、システムが一本化されていないため、全社規模で備品の購入状況を把握しづらいなどコスト増の原因となっていたという。

 このため、業務効率化や利便性の向上、伝票レスといったコスト削減のため、「総務備品発注システム」を構築。クラウド型間接材調達支援サービス「FUJITSU ビジネスアプリケーション ProcureMART間接材調達支援サービス」を利用した「経費発注システム」と、パブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」上に新規開発した「伝票レスシステム」の2つのクラウド環境で統合している。

 間接材調達支援サービスは、店舗ごとに用意された電子カタログをもとにPCから発注でき、内容の変更や、納品日の確認などを簡易に行える。これにより、誤発注の低減や発注内容の検索性の向上、発注処理工数の削減が実現するという。伝票レスシステムは、伝票などを全て電子化して伝票の検収処理や支払処理などに要する時間の短縮と、経費伝票データの処理コストを削減する。

 今後も店舗拡大に合わせたシステムの展開を図っていくという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ