サントリー、人材情報ツールの活用で戦略的人材マネジメントを推進へ導入事例

サントリーホールディングスは、人材情報の活用の幅を広げる新しい支援ツールとして、ITCの「Rosic人材マネジメントシステム」を採用した。

» 2013年11月27日 15時22分 公開
[ITmedia]

 サントリーホールディングスは、同社の戦略的な人材マネジメントを実現するためのシステムとして、インフォテクノスコンサルティング(ITC)の「Rosic人材マネジメントシステム」を採用し、9月から本格的に活用を始めた。提供元のITCが11月27日に発表している。

 サントリーホールディングスは、これまで社員約5000人の情報を人事給与システムによって管理してきた。しかし、経営・事業戦略を実現していく人材の育成・配置を実現し、キャリア自律(個人の自律的なキャリア形成)をベースとする個々人の能力の発揮を最大化させていくためには、新たな人材マネジメントが課題になっていたという。そこで人材情報の活用の幅を広げる新しい支援ツールに注目し、2012年夏から複数のシステムを検討、その結果、Rosic人材マネジメントシステムを選定した。

 Rosic人材マネジメントシステムの導入でサントリーホールディングスは、人事給与システムに蓄積されている人事データを有機的に活用できるようにし、人材の育成や配置、組織管理、要員計画、人材情報検索などの業務を戦略的人材マネジメントに結び付けていく。また、システムにおいて柔軟性と堅牢なセキュリティ環境を確保しつつ、容易に人材データを活用できるようにすることで、人材や業務の可視化も促進し、人事業務の効率化と戦略化を図りたいとしている。

 Rosic人材マネジメントシステムの主な選定理由は、個人の情報を徹底的に可視化できる操作性に優れているほか。全体を俯瞰できる分析機能の充実ぶりだという。また、管理項目を随時追加したり更新できたりといった拡張性などを挙げている。

 サントリーホールディングスは、今後も対象の拡大や機能の拡張を図っていく予定だという。

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