住友生命、グループ8社のIT基盤をクラウドで共通化

住友生命はグループ8社のIT環境の共通化とセキュリテイ強化を図った。この環境にクラウド基盤サービスを活用している。

» 2014年10月08日 18時28分 公開
[ITmedia]

 住友生命がグループ各社のIT基盤をNECの提供する「NEC Cloud IaaS」で共通化した。NECが10月8日に発表した。

 NEC Cloud IaaSはNEC神奈川データセンターから提供される。同センターは、金融機関向けの「FISC安全対策基準」に準拠し、「SOC2保証報告書」を取得するなど、金融機関で最も重要視される厳しいセキュリテイと内部統制に対応している。

 グループ共通のIT基盤ではNECとスミセイ情報システムが、グループ向けに新規に構築するグループウェア機能、インターネット接続機能、端末セキュリテイ機能が活用され、スミセイ情報システムが2015年4月からプライベート環境のサービスとして提供する予定だ。これにより、住友生命はグループ8社約3000人のIT環境が共通化され、セキュリテイ対策の強化や均質化、システム運用の効率化も実現、サービスを利用するグループ会社の増加などに応じた柔軟なシステム拡張が可能になる。

 住友生命のグループ会社は従来、各社が個別にグループウェア機能などのIT環境を導入しており、セキュリテイレベルがそれぞれ異なる環境で、各社が運用業務を行っていた。「NEC Cloud IaaS」を活用したIT基盤の共通化によって、効率的なシステム運用やセキュリテイレベルの平準化が実現する。

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