中学から短大まで全てシンクライアントに――村田学園

3つの教育機関を運営する村田学園が全てのクライアント環境をシンクライアント化し、先端の情報教育を提供し続けられる環境を実現した。

» 2014年10月20日 15時43分 公開
[ITmedia]

 東京経営短期大学、村田女子高等学校、村田女子中学校の3つの教育機関を運営する村田学園(東京都千代田区)が、全てのクライアント環境をシンクライアント化した。その狙いは時代に即して変更される教育カリキュラムへの迅速な対応とクライアント管理の効率化だ。これを支援したデルが10月20日に発表した。

 村田学園は、2013年からデルのWyseシンクライアントとシトリックス・システムズのCitrix XenAppを順次導入して、シンクライアント化を進めてきた。2005年にネットブート型のディスクレスシステムを導入するなど、IT施策については早い時期から先進的な技術を導入しており、学内のITを担う教育研究情報センターはサーバベースコンピューティングに着目してクライアント端末管理の効率化を推進してきたという。

 だが、クライアント環境やメンテナンスにおける管理者の作業負担は増加するばかりで、増え続ける端末や教育カリキュラムへの迅速な対応が課題になっていた。その解決策として選択したのが、デルのシンクライアントシステムだった。

 教育研究情報センターの藤井寛技術助士は、デルの発表に対して、同社のシンクライアント環境に特化した技術の先進性やグローバルでの導入実績、トラブル対応における豊富なノウハウなどを評価したとのコメントを寄せている。「設定ファイルを1つ作るだけで全端末に瞬時に反映できるなど、運用管理が格段に楽になりました」と語っている。

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