顔認証などの個人認証の仕組みと、ラベルプリンタの「MultiCoder」シリーズを組み合わせると、チケットやリストバンドの発行システムも容易に構築できる。NECのMultiCoder 503シリーズは、耐久性の高いリストバンドにQRコードや氏名などを高速に印刷できるラベルプリンタ。病院の受付票や、コンサート会場での不正入場防止システムに応用できるという。QRコードがプリントできるMultiCoder 300Sシリーズを利用すれば、入り口で本人認証をしたうえで、専用チケットの発行などが可能になる。QRコードを利用した自動チェックイン・自動チェックアウトや、館内滞留者の把握などに活用できるという。
こうしたソリューションを導入する際に、1つのハードルとなるのが「サーバをどうするか」という問題だが、NECでは学校のPC教室用サーバや、工場の生産装置を制御するサーバ、小売店の店頭に設置するサーバなど、幅広い用途に使える省スペースなサーバを用意している。「Express5800/T110i-S」は、UPS用のバッテリーも内蔵するリーズナブルなサーバで、静音かつ高温環境対応、防じん性能も備える。サーバルームなどがない環境でも安心して利用できる。
バッテリーはドライブベイに内蔵しており、設置スペースは不要。停電時には安全にサーバをシャットダウンし、通電が再開するとすぐに再起動する。バッテリーの状態は、管理ツール「Expressscope」で確認ができる。高負荷時と低負荷時でそれぞれ何分くらいバッテリーが持つか、といった情報も参照できる。
内線電話ソリューションなど、ワークスタイル変革に重要な、コミュニケーションを改善するソリューションなども展示があった。未発表の製品もあり、来場者からは製品化に期待する声も聞こえた。
超短焦点プロジェクターを3台組み合わせ、ワイドな画面をシームレスに投影するソリューションや、パンフレット配布用の器具の代替となる、タッチパネル付きのコンテンツ配信端末「PONTANA」など、NECの強みを生かした製品も多数並んでいた。
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