順位 | 前期順位 | メーカー名 | 型番 | 発売年月日 | 標準価格 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ソニー | RDR-HX50 | 2004/11/1 | オープン |
2 | 4 | 松下電器産業 | DMR-E87H | 2004/10/1 | オープン |
3 | 13 | 松下電器産業 | DMR-E75V | 2004/4/21 | オープン |
4 | 7 | パイオニア | DVR-525H | 2004/11/1 | オープン |
5 | 5 | 松下電器産業 | DMR-E250V | 2004/9/21 | オープン |
6 | 10 | 東芝 | RD-XS36 | 2004/11/1 | オープン |
7 | 6 | ソニー | RDR-HX70 | 2004/11/1 | オープン |
8 | 3 | シャープ | DV-HRW35 | 2004/11/15 | オープン |
9 | 2 | 東芝 | RD-XV33 | 2004/8/1 | オープン |
10 | 16 | 日本ビクター | DR-MX5 | 2004/11/1 | オープン |
この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています
年末年始の需要期を過ぎ、春モデルの登場までしばし小康状態といった趣のDVDレコーダー市場。上位は各メーカーの“売れ筋”商品が占め、いかにも順当なランキングに見える。
一方、春の新製品は、まず東芝が口火を切った。先週、VHS一体型の2機種とハイビジョン録画対応の新フラグシップ「RD-Z1」を発表。3月中旬から順次投入する予定だ。
同社の新製品では、どうしても「RD-Z1」に注目が集まりがちだが、3 in 1タイプの第2世代となる「RD-XV34/44」も侮りがたい。同社初の「野球延長&ドラマ最終回延長対応機能」にくわえ、地味ながらも重要なアップデートが見受けられる。たとえば一世代前の「RD-XV33」と比較すると、VHSの予約録画が可能になり(XV33は地上波チューナーが1つで、VHSデッキは予約録画ができないという割り切った仕様だった)、EPGや録画予約一覧も一つの画面で操作&確認できるようになった。同社によると「2+1ではない、より高い次元で統合された真の3 in 1レコーダー」ということになる。
以前の3 in 1レコーダーやVHS一体型DVDレコーダーは、なにかと不便な点が多かった。VHSの操作画面だけブルーバックで表示されたり、VHSの録画予約ができても「Gコード」だったり、S-VHSに対応していなかったり、さらにはD端子やS端子を装備していながら、VHSの映像に関しては出力不可といった制限を持つケースも多かった。いかにも「とりあえず、DVDレコーダーとVTRをくっつけました」という印象の製品を見て、当時レビューを担当していたライター氏と顔を見合わせながら、「これって“ニコイチ”レコーダー?」などと首を傾げたのを憶えている。
しかし、状況は徐々に変わってきた。昨年、松下電器産業がリリースした「DMR-E150V/E250V」は、VHSの録画予約にも対応するEPGを搭載。予約一覧画面は別々だったが、前述のように東芝の新製品「RD-XV34/44」ではこちらもクリアしている。既にS-VHSの簡易再生対応は一般的になり、日本ビクター「DR-MX1」などのように“内部的にはS-VHS再生”という製品も登場。また部材コストの低廉化により、エントリーモデルでも十分な容量のHDDと、高速な書き込み対応のDVDドライブを搭載するようになった点も大きい。製品として、随分“練れてきた”印象を受ける。
おそらく、今後各社が出す3 in 1タイプのレコーダーは、松下や東芝に追随する形でGUIや出力端子を統合してくるだろう。一つのハコに3つのメディアがうまく統合され、1つのGUIで違和感なく操作できる、本来あるべき姿の3 in 1レコーダーが増えてくるはずだ。VTR一体型に興味がある人は、2005年の新モデルに要注目だろう。
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