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フルオートで楽しめる薄型大画面デジカメ「COOLPIX S1」レビュー(5/5 ページ)

» 2005年05月11日 21時14分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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マクロモードにし、もっとも近くまで寄れる61ミリ相当でワタリガニのパスタを撮影。+1/3段の補正をかけ、ピクチャーカラーはビビッドにセット。背景のボケかたもきれいで、こういう写真は得意。明るい店だったのでISO50で撮れている
標準カラー
ビビッドカラー

 ワタリガニのパスタをもうちょっと引いて撮ったもの。61ミリ相当。標準カラー(上)とビビッドカラー(下)で撮り比べた。両者を比べるとビビッドカラーがどれだけ鮮やかになるか分かりやすい。

同じくマクロモードの61ミリ相当にセットし、ミニサボテンを撮影。ISOオートで撮影したところ、1/4秒ISO156に増感された。AFが構図上のどこに合ったかがモニタ上に図示されないのはちょっと不便
オート
太陽光

 洋館の白熱灯照明を撮影。オートだとかなり白く補正されたので、ホワイトバランスを太陽光にセットして撮り直し。オートホワイトバランスは結構強力に働くタイプだと思っていい。

元データ
D-Lightingを実行

 ワイド端で撮った駒沢給水塔。こういう青空が多くをしめて前景に陽光が十分に当たらない輝度差が大きな構図だと、前景がアンダーになるし、露出補正をかけると空が白くトんでしまう。こういうとき、再生モードでD-Lightingを実行すると、下のようにシャドウ部だけが持ち上げられて多少わざとらしいことはあっても、全体に光が回ったかのような写真が生成され、FSCN〜というファイル名で新たに保存される。これはなかなか面白い。ただし、暗部を持ち上げる関係上、ノイズも一緒に持ち上がるので注意したい。

フラッシュオフでISO50
フラッシュオン
フラッシュオンで撮影したものにD-Lightingをかけた

 D-Lightningが使えるケースの多くはフラッシュ撮影時。上はフラッシュオフでISO50。1/6秒でブレやすい。真ん中はフラッシュオン。前景は明るく撮れるが光量が足りない後方が暗くなる。下は真ん中の写真にD-Lightingをかけたもの。暗部が持ち上げられてノイジーにはなるが、フラッシュ撮影時独特の部分的にやたら明るいという欠点が弱められ、背景もそれなりに見えている。

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