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AVC録画対応で10万円を切る? 新VARDIAが登場しかもフィギュア付き(2/2 ページ)

» 2007年10月31日 18時47分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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D-VHS入力録画やCATV連携機能を追加

 デザインは「RD-A300/A600」のイメージを継承しつつ、高さ約69ミリと大幅に薄型化された。ドライブはHD DVD-R/DVD-R/-RAM/-RWへの記録・再生が可能なマルチタイプ。内蔵HDDは300Gバイトで、MPEG-4 AVCを使用する「TSEモード」なら最大約159時間の記録が可能だ。

 HD Rec以外の新機能としては、まずタイトル再生の終了後に予想される動作を表示する「つぎこれ」メニューが挙げられる。たとえば連続ドラマを連続した後には「次の回を見る」「次の回を予約する」、あるいは「番組表にジャンプする」「ごみ箱に送る」といったメニューが表示される。

photo 「つぎこれ」メニュー

 またi.LINK端子は従来の「RD間i.LINKダビングHD」にくわえ、D-VHSからのダビングを新たにサポート。過去に録画したD-VHSのハイビジョンコンテンツ(コピーフリーに限る)をVARDIAのHDDへダビングし、編集してからDVDやHD DVDに記録することが可能になった。

 CATV連動機能も新しい。これは、RDシリーズの特徴でもある「スカパー!連携」を拡張したようなイメージで、VARDIAの番組表を使ってCATV番組の録画予約が可能になるというもの。専門チャンネルの番組表をインターネット経由で取得し、地上/BS/CS110度などとシームレスに表示。VARDIAで録画予約を行うと「IRブラスター」(オプション)が赤外線コマンドでCATVチューナーに視聴予約を設定する仕組みだ。

 「従来のCATVチューナー側で予約するスタイルと異なり、レコーダーの予約録画とぶつかって(録画を)失敗することがない。また録画した番組には番組名や詳細情報が付加されるほか、VARDIAの自動予約機能にも対応できる」(片岡氏)。

photophoto CATVの専門チャンネルが含まれるEPG画面(人)とCATV連携設定(右)。映像伝送は外部入力1もしくは2のため、デジタルCATVの場合もアナログ伝送となる

 なお、映像伝送はアナログ端子経由になるほか、サービス開始時にすべてのCATV局が対応するわけではないという制限はある。同社では、動作確認を行ったCATVチューナーやCATV局の情報をWebなどを通じて公開していく方針だ。

 そのほかの機能はほぼ「RD-A300/600」と同じ。「ハイビジョンW録」やHDMI CCを利用した「レグザリンク」などもサポートした。ただし米アンカーベイテクノロジーのアップコンバータが省略されたため、HDMI出力は1080iが上限となる。

photophoto 背面と前面の入力端子群

 RD-A301の外形寸法は、430(幅)×375(奥行き)×69(高さ)ミリ。重量は6.1キログラム。HDMI出力のほか、D4端子×1、S/コンポジット×1の出力とS端子/コンポジットの映像入力×2系統を備える。

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