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» 2009年07月18日 12時57分 UPDATE

東京おもちゃショー2009:“自分の顔”ができる不思議なパズル「ジガゾーパズル」

写真を加工してパズルを作るのは簡単だ。しかし、テンヨーが展示している「ジガゾーパズル」はそんな単純なものではない。買ってきたパッケージに入っている300のピースだけで自分の顔ができてしまう。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 最近、“自分の顔”で遊ぶ玩具が増えている。オリジナルのフィギュアを作成できるバンダイ「ペラモデル」や「自分魂」が代表格といえるが、今度は“自画像”をジグソーパズルにする商品が現れた。

 もちろん写真を加工してパズルを作るのは簡単だ。しかし、テンヨーが「東京おもちゃショー2009」で展示した「ジガゾーパズル」はそれほど単純なものではない。オーダーメードではなく、買ってきたパッケージに入っているものだけで自分の顔ができるという。しかも、「地球上の生物であれば、どんな顔でも作れます」と自信たっぷりだ。

photophoto ジガゾーパズルと作品例。ほかにも「モナリザ」やムンクの「叫び」、夏目漱石、坂本龍馬、はてはパンダまでいた

 一体どうやって自分の顔を作るのか。そのヒミツは、ピースに描かれた濃淡のある模様と、独自の画像解析技術だ。300のピースは、すべて同系色のグラデーションで構成されていて、1つとして同じものはない。またピースはすべて同じ形のため、上下左右も関係ない(裏表はある)。

 ジガゾーパズルを購入したユーザーは、まず携帯電話で自分の顔を撮影し、専用のメールアドレスに送信。するとサーバ側で画像を階調性のあるモノクロ画像に処理し、300のピースがもつ階調だけで再現できる“最も写真に近い組み合わせ”を割り出す。それを設計図として、ユーザーの携帯電話やPCに返信してくれる。

photophoto 設計図は携帯電話やPCで参照できる

 実は、それぞれのピースには固有の記号が描かれていて、設計図を参照すればピースの場所と向きを正確に再現できる仕組み。記号はピースの裏側だけでなく表面にも透明なインクで印刷されており、ピースを明かりにかざすと見えてくる。これを見ながら作業を行えば、ピースの向きも間違えることはない。300のピースをすべてはめ込むと、自分の顔写真に最も近い絵柄が浮かび上がる。

photophoto ピースの裏表に固有の記号が書かれている。表側は目立たないように透明になっているが、明かりにかざすと見えてくる

 確かにこの方法であれば、「地球上の生物」はもちろん、宇宙人だろうが、低解像度でもそれと判断できる階調性を持っている絵柄であれば、すべて再現できる。生き物どころか、絵や風景も作ることができるだろう。

 ジガゾーパズルは10月中旬に発売予定。セピア、ピンク、グリーン、ブルーの4色を各2000円で販売する。なお同社では、ユーザー向けの画像処理サービスを無償で提供する予定だという。「試験的な意味もありますが、現在のところ課金する予定はありません。ジガゾーパズルはITを用いたユニークな商品。いろいろな写真を送って試してください」(同社)。

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