1969年7月20日、アポロ11号が月面に着陸し、人類は地球以外の天体に初めて1歩を踏み出した。ちょうど40年前の出来事だ。
その偉業をたたえ、バンダイは「東京おもちゃショー2009」の会場で全高76センチもある「サターンV型ロケット&アポロ11号」を参考展示した。
実はこれ、2010年に発売を予定している「大人の照合金」シリーズの第1弾として企画されたもの。「これまでの超合金はロボットアニメのファン層に向けた商品でしたが、“大人の超合金”は違います。ターゲットは、アポロ11号の月面着陸を知っている50〜60代が中心になるでしょう」(同社)。
まず、3段の液体燃料ロケットや司令船などはすべて切り離し可能。司令船の先端部はメッキ加工で実物と同じ質感にする。また月着陸船は、ロケットに収納したときの「脚を畳んだ状態」と月着陸時の「脚を開いた状態」という2つの脚部が付属しており、付け替えが可能。司令船とのドッキング機構も備えている。つまり、この超合金では、1969年7月16日のサターンV型ロケット打ち上げから7月20日の月面着陸に至る過程を、すべて再現できるのだ。
セットには、サターンV型ロケットを縦置き/横置き可能な2つのスタンドにくわえ、同じ1/144スケールの宇宙飛行士フィギュア2体と月面を再現したプレート、アメリカ国旗なども付属する。「各ユニットの説明が書かれた解説本も用意します。これを読みながら遊ぶと、アポロ11号とサターンV型ロケットを一層堪能できます」。
なお、今回の展示品はプラスチック製の試作モデルだったが、「超合金」をうたうからには金属を多用しなければならない。ここまで大きいと完成時の総重量も気になってくるが、バンダイの担当者も「まだ分からない」という。価格も未定だが、「5万円前後を目指したい」と話していた。
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