バンダイは3月25日、「超合金」の生誕35周年と約35年ぶりの「マジンガーZ」TVアニメ化を記念して、最先端素材を使用した超合金「URBAN MATERIAL CHOGOKIN マジンガーZ」を発表した。「構想3年。究極に進化した超合金」(バンダイの上野和典社長)。
通常の超合金は亜鉛合金(ダイキャスト)製だが、今回はカーボンとチタンが主な素材。全高60センチのマジンガーZは、頭部や手首、腹部などがチタン鋳造で、胸のブレストファイアー放熱板や黒い部分がカーボン製。すべて職人による手作業で丁寧に仕上げており、グラスファイバーが描く独特の模様とチタンの鈍い輝きが、今までにない高級感を醸し出している。
価格は1体200万円。2009年秋から同社の超合金情報サイト「魂ウェブ」で受注を開始する予定だ。
なお、「URBAN MATERIAL CHOGOKIN マジンガーZ」は、3月26日から東京の秋葉原UDXで開催される超合金専門イベント「TAMASHII NATION 2009」で一般公開される。前日の夜に行われた報道関係者向けの内覧会では、上野和典社長がマジンガーZの原作者である永井豪氏と一緒に除幕式を行い、最新素材に身を包んだ超合金を披露した。
25日の内覧会では、4月4日からテレビ東京系6局で放送が開始される新作アニメ「真マジンガー 衝撃!Z編」の製作発表も行われた。壇上には、兜甲児の声を担当する声優の赤羽根健治さん、歌手の麻生夏子さん、プロデューサーの南喜長さんが登場。世代の異なる3人が、それぞれにマジンガーZに対する思いを語った。
マジンガーZ世代の南さんは、「新しいマジンガーZは、原作のファンも裏切りません」と熱いコメント。マジンガーZはゲームの「スーパーロボット大戦」で知ったという赤羽根さんは、アフレコの際に“必殺技”の名前を叫ぶことに苦労したエピソードを披露した。また、一番若い麻生さんは、「主題歌を歌うといったら、お父さんが喜んでいました」。
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