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デザイン一新、オーバーイヤー型「エクストラベース」3製品がモデルチェンジ洗練された外観に

» 2012年08月27日 19時57分 公開
[ITmedia]

 ソニーは8月27日、迫力の重低音再生が特長の「EXTRA BASS」(エクストラベース)シリーズ新製品として、ヘッドフォン3機種6モデルを発表した。10月10日に発売する予定だ。

 いずれも密閉ダイナミック型のオーバーイヤー型。7月のカナル型イヤフォンに続くモデルチェンジとなり、中高域もバランス良く再生するという“音作り”も踏襲した。また外観も大きく変わり、従来の「クラブハウスのヘビーでダーティーなイメージ」(同社)から、今回は「より幅広い層に好まれる、洗練された格好良さ」を目指している。ドライバー径はエントリー機の「MDR-XB400」が30ミリ、ミッドレンジの「MDR-XB600」は40ミリ、上位機の「MDR-XB900」が50ミリ。

左から「MDR-XB400」のブラック、「MDR-XB600」のゴールド、「MDR-XB900」のブラック

型番 MDR-XB400 MDR-XB600 MDR-XB900
ドライバー径 30ミリ 40ミリ 50ミリ
再生周波数特性 5〜2万2000Hz 4〜2万4000Hz 3〜2万800Hz
インピーダンス 24オーム 40オーム 24オーム
音圧神戸 100dB/mW 104dB/mW 106dB/mW
重量 約150グラム 約220グラム 約290グラム
カラー ブラック、ホワイト、レッド ブラック、ゴールド ブラック
スイーベル/折り畳み機構 ○/× ○/○ ○/○
コード 両だし1.2メートル 両だし1.2メートル 片だし1.2メートル
価格 4935円 8715円 1万8375円
発売日 10月10日

 共通の新技術として、カナル型イヤフォンに採用した「アドバンスド・ダイレクト・バイブ・ストラクチャー」の強化版を導入。振動版の周囲にシーリングを施し、鼓膜までの気密性を高めることで、重低音のグルーヴ感をダイレクトに伝達するというものだ。イヤフォンでは振動板前面の容積のみを最適化していたが、ヘッドフォンでは背面の容積も調整し、重低音の立ち上がりを向上させるとともに、広がりのあるクリアなサウンドを実現したという。

 新開発の「シームレスイヤーパッド」は、低反撥(はんぱつ)ウレタンフォームを伸縮性の高いレザーで覆ったもので、耳と接触する面に縫い目を設けないのが特長、装着時の快適さと気密性を向上させ、音漏れの低減も期待できる。ハウジング部をフラットに折りたためるスイーベル機構は各モデル共通だが、ハウジング部を内側に折り畳む機構は上位2モデルのみ採用。さらに最上位モデルのMDR-XB900には、ヘッドバンド部にレザー製クッションをおごった。ケーブルはフラットタイプで、表面に細かい溝を設け(摩擦を減)、絡みにくくなった「セレーションコード」としている。

「MDR-XB400」はスイーベルのみ(左)。上位2モデルはハウジングをヘッドバンドの内側に折りたためる(右)

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