オンキヨーは8月29日、ホームシアター向けのプレミアムスピーカー「D-509シリーズ」3機種を発表した。同社製AVアンプで採用したチャンネルデバイダーに対応したスピーカー。フロント用のフロア型「D-509E」(8万4000円/1台)に加え、サラウンド用の「D-509M」(2万4150円/1台)、およびセンター用の「D-509C」(3万450円)もラインアップした。9月下旬に発売する。
「チャンネルデバイダー」(デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク)は、スピーカー内蔵のクロスオーバーネットワーク回路を使用せず、アンプ側のDSPで帯域を分割し、それぞれ専用のパワーアンプで駆動するというもの。ローパスフィルターなどに起因する“クロスオーバーひずみ”が発生せず、音がクリアになるのが特長だ。同社がこの春から夏にかけて発表した「TX- NR818/NR1010/NR5010」の3機種が対応している。
「D-509E」は、ダブルウーファーとツィーター、スコーカーという3Way4スピーカー構成。背面の専用スイッチを切り替えると、チャンネルデバイダーモードとなり、ウーファーで使用するローパスフィルターとスコーカーのハイパスフィルターがバイパスされる。また、AVアンプ側で分割する周波数を14種から選択可能。ユーザーが好みのバランスに設定したオリジナルのサウンドを楽しめる。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
| 型番 | D-509E | D-509M | D-509C |
|---|---|---|---|
| 概要 | フロア型 | サラウンド用 | センター用 |
| ユニット構成 | 3センチリングツィーター、13センチN-OMFコーンスコーカー、13センチA-OMFモノコックコーンウーファー×2 | 3センチリングツィーター、13センチN-OMFコーンウーファー | 3センチリングツィーター、13センチN-OMFコーンウーファー |
| 最大入力 | 150ワット | 120ワット | 150ワット |
| 周波数特性 | 40〜100kHz | 60〜100kHz | 65〜100kHz |
| 定格インピーダンス | 4オーム | ||
| 外形寸法(幅×高さ×奥行き) | 275×991×370ミリ | 164×280×187ミリ | 500×164×176ミリ |
| 重量 | 16.4キロ | 3.5キロ | 5.9キロ |
| 価格 | 8万4000円/1台 | 2万4150円/1台 | 3万450円 |
| 発売時期 | 9月下旬 | ||
音が変わった! 2012年はAVアンプの当たり年(後編)
オンキヨー、DSDファイルのネットワーク再生にも対応したフラッグシップAVアンプ「TX-NR5010」
オンキヨー、ネットワークオーディオを大幅強化したAVセンター「TX-NR818/NR717」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR