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オンキヨー、ネットワークオーディオを大幅強化したAVセンター「TX-NR818/NR717」

» 2012年05月10日 23時46分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは5月10日、AVアンプの新製品「TX-NR818」「TX-NR717」を発表した。「e-onkyo music」が開始するドルビーTrueHDによる5.1ch音楽配信に対応する初めての機種となる。いずれも6月上旬に発売予定で、価格はTX-NR818が15万3300円、TX-NR717は11万7600円。

「TX-NR818」(左)と「TX-NR717」(右)

型番 TX-NR818 TX-NR717
定格出力 145ワット×7ch 140ワット×7ch
実用最大出力 230ワット×7ch 200ワット×7ch
DTS Neo:X
HDMI入力 8
HDMI出力 2
外形寸法 435(幅)×198.5(高さ)×435.5(奥行き)ミリ 435(幅)×174(高さ)×379(奥行き)ミリ
重量 18.3キログラム 12.1キログラム
リモコン マクロ対応リモコン プリプログラム対応リモコン
価格 15万3300円 11万7600円
発売時期 6月上旬

 両モデルとも7.1ch対応のAVセンター。ドルビーTrueHDやDTS HD MAなどのサラウンドフォーマットに対応するほか、上位モデルのTX-NR818は「DTS Neo:X」もサポートした。

 ネットワークオーディオ関連では、上記のドルビーTrueHDによる5.1ch音楽配信に加え、DLNA/Windows 7に対応。DSD/Apple Losslessのネットワーク再生にも対応するなど、ネットワークオーディオ機能を大幅に強化した。WAV、FLACの24bit/192kHz音源の再生も可能だ。

別売のBluetoothアダプター「UBT-1」(オープン価格、6月中旬発売)

 もちろんリモコンアプリ「Onkyo Remote」もサポート。iOS/Android端末からリモート操作や楽曲のストリーミング再生が行える。また別売のBluetoothアダプター「UBT-1」(オープン価格、6月中旬発売)を使用することで、スマートフォンなどの楽曲をワイヤレス再生できるなど、さまざまな形の外部機器連携が可能になっている。

 音質面では、「3段インバーテッドダーリントン回路」をはじめ、ピュアオーディオの設計で培ってきた技術を投入。プリアンプ部とパワーアンプ部を完全にブロック化した「ケース内コンポーネント」としたほか、フロントL/RのDAC部は1ch分の音声信号に対して通常の2ch分のDAC回路を割り当てるディファレンシャル動作に対応する。「従来よりさらに原信号に対してピュアなサウンド再生が可能になる」(同社)。

 上位機種のTX-NR818には、新開発の「デジタル・プロセッシング・クロスオーバー・ネットワーク」を装備。フロントスピーカーをバイワイヤリング接続した際、独自のデジタルフィルターを用い、ほぼ垂直に立下がり/立ち上がる周波数特性で中低域/高域信号をセパレートするというものだ。従来のローパス/ハイパスフィルターに比べて純度の高い信号伝送が可能になる。なお、両帯域をセパレートする周波数は14種類を用意し、両帯域で個別にレベル調整が可能。接続するスピーカーの特性や好みに合わせたセッティングを楽しめるという。

 映像処理回路には「HQV Vida VHD1900」を採用。またシリコンイメージの「MHL」や「InstaPrevue」もサポートしており、スマートフォンの写真や動画をテレビ画面に映し出せるほか、画面上で他のHDMI機器からの映像を表示できるピクチャー・イン・ピクチャー機能を備えた。

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