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» 2013年04月16日 19時22分 UPDATE

TSUTAYA.comが独自のスティック端末「TSUTAYA Stick」を提供、NTT東と共同展開

TSUTAYA.comと東日本電信電話(NTT東日本)がビデオ・オン・デマンドサービス「TSUTAYA TV」を利用できるスティック型端末を共同展開すると発表した。NTT東日本がユーザーサポートと新しい課金手段を提供する。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 TSUTAYA.comと東日本電信電話(NTT東日本)は4月16日、ビデオ・オン・デマンドサービス「TSUTAYA TV」を利用できるスティック型端末「TSUTAYA Stick」の販売とサポートを共同で推進すると発表した。端末導入に伴うWi-Fiや端末の設定サポート、および課金手段などをNTT東日本が提供し、「フレッツ光」およびTSUTAYA TVの拡販を図る。

ts_tsutaya01.jpg TSUTAYA.comの中西一雄社長とNTT東日本の中川裕副社長

 TSUTAYA Stickは、70.5(幅)×32.1(高さ)×10.4(奥行き)ミリ、重量約29グラムの小型端末だ。テレビのHDMI端子に直接挿し、USBケーブルで電源を供給すれば、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n内蔵)経由でTSUTAYA TVで配信している約4万タイトルを視聴できる。リモコンは付属せず、専用アプリ「T-リモコン」を導入したiPhone/iPodやAndroidスマートフォンで操作する仕組みだ。

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 T-リモコンの画面には、テレビ用UIの一部が表示され、フリック操作でコンテンツを選択できる。もちろんTSUTAYA TVのマルチスクリーンサービスとレジューム機能により、例えばAndroidスマートフォンで視聴していた映画の続きを大画面テレビで見るといった使い方が可能だ。T-リモコンの対応OSはiOS 5以降、またはAndroid 2.3以降。

「TSUTAYA DISCAS」と「TSUTAYA TV」の相互乗り入れも

 TSUTAYA.comの中西一雄社長は、「ネット宅配レンタルの『TSUTAYA DISCAS』は会員数が140万人に迫るなど、気軽にネットでレンタル試聴できるサービスのニーズは高まっている。しかし、従来のTSUTAYA TVは決済手段がクレジットカードに限定されるなど、利用者の利便性という観点で課題があった」と話す。

 今回の提携により、TSUTAYA.comは「TSUTAYA Stick」と「フレッツ光」のセット販売を行う。一方のNTT東日本は、「フレッツ光」の新規申込者や既存ユーザーに対して「TSUTAYA Stick」を販売する。また利用に必要なWi-Fiの設定やスマートフォンのリモコン設定などについて、5月1日から自社のサポートサービスの対象に含める予定だ。さらに、TSUTAYA TVとフレッツ光の利用料金を一括支払いすることも可能になる。「NTT東によるサポートは、新しい付加価値だと思う」(TSUTAYA.comの中西氏)。

ts_tsutaya07.jpgts_tsutaya08.jpg 利用に必要なWi-Fiの設定やスマートフォンのリモコン設定などをNTT東日本がサポート(左)。TSUTAYA TVとフレッツ光の利用料金を一括請求したときの利用明細イメージ(右)

 今後、両社はそれぞれのユーザーや新規ユーザーを対象としたキャンペーンを展開し、フレッツ光とTSUTAYA Stickの拡販を図る。「フレッツ光のユーザーを対象にしたアンケートでも4割がTSUTAYAの会員であり、7割が利用したことがあると回答している。またユーザーの拡大により、サポートの需要も増えた。そうしたユーザーでも簡単にVODが利用できる環境を作る」(NTT東日本の中川裕副社長)。

ts_tsutaya05.jpgts_tsutaya06.jpg キャンペーンも多数用意

 なお、TSUTAYA.com、TSUTAYA TVユニットリーダーの渡邉健氏は、「まずはストリーミングレンタルのみだが、夏にはセルスルーも追加する。さらに近い将来、TSUTAYA DISCASとTSUTAYA TVの相互乗り入れ(1つのIDで両方を利用可)も可能にする」という計画を明らかにした。「TSUTAYA DISCASの140万ユーザーにTSUTAYA TVの約40万ユーザーを合わせ、200万ユーザーが見えてくる」(渡邉氏)。

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