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KDDIの「Smart TV Box」がJ:COMのIP-VoD「milplus」に対応

» 2013年07月29日 22時24分 公開
[ITmedia]

 KDDI、ジュピターテレコム(J:COM)、ジュピターエンタテインメントの3社は、KDDIが2013年秋に提供する次世代セットトップボックス「Smart TV Box」が、IP VoDサービスの「milplus」(みるプラス)に対応すると発表した。

「Smart TV Box」。多チャンネル放送と「milplus」を含む各種ネットサービスに対応する

 Smart TV Boxは、昨年夏にKDDIが発表したAndroid搭載のケーブルテレビ事業者向けセットトップボックス。日本ケーブルラボの技術仕様に準拠しており、地デジ/BS/ケーブルテレビ放送を受信できるほか、内蔵無線LANを介して各種インターネットコンテンツも利用できる。

 一方のmilplusは、ジュピターテレコムがケーブルテレビ事業者向けに提供しているIPベースのVoD(ビデオ・オン・デマンド)サービス。6月のサービス発表時に対応を表明したZTVに加え、入間ケーブルテレビ、東松山ケーブルテレビ、ゆずの里ケーブルテレビなど11のCATV事業者が採用を決定しており、来春までに順次サービスを開始する予定だ。

 加入者がテレビでコンテンツを視聴する際には専用のIP STBが必要だが、今回の発表によりSmart TV Boxでもmilplusが利用できるようになった。ケーブルテレビ事業者には、Smart TV Box 1台で多チャンネル放送とIP VoDの両方を提供できるメリットがある。

こちらはmilplus専用STBとして発表された「PRD-MA100-JE1」。多チャンネル放送に対応していないため、既存の多チャンネルユーザーが「milplus」を追加導入する場合に適している

 milplusでは、番組ごとに購入できる約1万本のコンテンツ(105円〜)のほか、5000本以上の番組を定額で視聴できる「見放題パックプライム」(月額980円)、アニメやスポーツなどジャンルに特化した「見放題パック ジャンル」(月額1050〜2400円)などを用意。画質は番組によってHD(720p)もしくはSDとなる。

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