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最後の思い出作りに――パナソニックとタカラトミー、児童41名とギネス記録に挑戦

» 2013年10月07日 19時44分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは10月7日、乾電池「EVOLTA」(エボルタ)シリーズの新しい“長持ち実証実験”を発表した。今回は玩具メーカー大手のタカラトミーおよび東京都北区立滝野川第七小学校とコラボレーション。タカラトミーの「プラレール」で“世界最長”のレールを組み立て、乾電池1本で走破するギネス記録に挑戦する。

発表会では、パナソニック・マーケティング本部の浅見朋代氏と、タカラトミー・ビークル事業部の檜垣真一郎氏が挑戦の概要を紹介した

 滝野川第七小学校の児童数は、6学年を合わせて41名。2014年3月をもって近隣の滝野川第一小学校と統合され、廃校となることが決まっている。このため、世界一への挑戦は「41人が一緒にできる最後の思い出」となる。

発表会にはビデオで児童たちも登場。同校の北野扶美子校長からギネス挑戦を告げられた瞬間も収められていた

今年は思い出深い年にしたいという北野校長

 チャレンジは、12月14日(土)に同小学校の体育館で行われる。パナソニック・マーケティング本部の浅見朋代氏によると、子どもたちは、現在のギネス記録である約4キロメートルを超えるレールを組み立てる予定。同校の体育館と周囲の廊下にレールを敷き詰める計画だが、4キロメートル超ともなると「8メートル8段のユニットが30〜40台は必要になる」(タカラトミー、ビークル事業部の檜垣真一郎氏)という。「このユニットは、大人が3人で組み立てても1時間から1時間半はかかる」。もちろん当日は教職員やスタッフも手伝うが、主体はあくまで児童たちだ。

発表会場に設けられた「8メートル8段のユニット」(左)。これが30〜40台必要になるという(右)

 挑戦に使用されるプラレールの車両は、「E6系新幹線スーパーこまち」で、乾電池は単三形「EVOLTA」(LR6EJ)1本のみ。当日はセキュリティ上の都合で一般客が学校に入ることはできないものの、挑戦の模様はUstreamで中継する予定だ。

プラレールの「E6系新幹線スーパーこまち」(左)。プラレールは54年前から規格を変更しておらず、古いレールでも程度が良ければつながる(右)

 子どもたちやギネス挑戦を応援したい人は、“応援レール”を提供することで参加できる。プラレールは発売された54年前から規格を変更しておらず、古いレールでも程度が良ければつながる。自宅にある青いレールに応援メッセージを書き込んで提供すれば、チャレンジ本番で使われるかもしれない。応援レールの受付は、11月24日から「パナソニックセンター東京(有明)/大阪(梅田)」や「プラレールショップ」で開始する。また、東京・お台場と兵庫・西宮ガーデンズでは11月に「応援レール募集イベント」も開催する予定だ。浅見氏は、「皆さんも思い出のレールでチャレンジに参加してほしい」と呼びかけた。

応援レールの受付方法

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