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» 2013年10月11日 18時18分 UPDATE

片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」:「VOCALOID」の技術を使ったiPhone向けの歌声合成ゲーム「ボカロダマ」

今回紹介する「ボカロダマ」は、ヤマハの「VOCALOID」(ボーカロイド)技術を活用したゲームアプリの第1弾。ボカロ好きにはおなじみの曲も入っている。

[片岡義明,ITmedia]

 ヤマハの「VOCALOID」(ボーカロイド)といえば、「初音ミク」などの歌声を作り出せる歌声合成技術として有名だ。今回紹介する「ボカロダマ」は、このVOCALOIDの歌声合成エンジンと歌声ライブラリを改良し、iPhone/iPadの端末上で音程を変更しながらリアルタイムに歌声合成を行う新技術を活用したゲームアプリの第1弾。ヤマハとしては初めてリリースするVOCALOID搭載のゲームアプリとなる。

ts_vocal01.jpgts_vocal02.jpgts_vocal03.jpg 「ボカロダマ」のメニュー画面(左)、デフォルトパックの3曲(中)。難易度は3段階から選択できる

 ゲームの操作方法は、画面上のパイプを下から上へ流れていくさまざまな色の玉(ボカロダマ)を、指先で左右にスライドさせることにより、同じ色のパイプの上に重ねていく。パイプは紫・黒・水色・黄・赤・緑・グレーの7色。各ボカロダマには1個につき1つの文字が記載されており、この文字が歌詞の断片になっている。

 ゲーム中は音楽に合わせて歌声が流れ、各パイプの上に同じ色のボカロダマが乗っていれば上部にたどり着いたときに正しい音程で歌い、スコアが加算される。逆にパイプの上に違う色のボカロダマが乗ったまま上まで行ってしまうと、まちがった音程で歌われてしまう。なお、歌声には日本語女声の歌声ライブラリ「VY1」が採用されている。

ts_vocal04.jpgts_vocal05.jpgts_vocal06.jpg ゲーム画面(左)。ときどきキャンディが降ってくる(中)。」プレイを重ねていくとレベルがアップ(右)

 このほか、連続で成功するとコンボになり、コンボが続くとフィーバー状態となる。また、ランダムで出現して上から下へ流れる「キャンディ」というアイテムを、同じ色のパイプの上に重ねると高スコアが獲得可能となる。さらに、プレイを重ねるにつれて楽曲ごとに設定されたレベルが上がっていき、獲得できるスコアも高くなっていくので、より高いスコアを獲得できる。「Game Center」でほかのプレイヤーとスコアを競うことも可能だ。

 インストールした時点では「ふるさと(故郷)」「トロイカ(寿司)」「トルコ行進曲 - オワタ\(^o^)/」の3曲がデフォルトパックとして収録されているが、有料で追加曲を購入可能で、3曲で1セットの「ヒット曲パック」や「子供曲パック」、「ボカロ曲パック」などが用意されている。例えば「ヒット曲パック1」には「ヘビーローテーション」「キセキ」「ロビンソン」の3曲、「ヒット曲パック3」には「ポリリズム」「女々しくて」「さくらんぼ」などが収録されている。

ts_vocal07.jpgts_vocal08.jpgts_vocal09.jpg 追加の楽曲パック(左)。ヒット曲パック1(中)。難易度「激ムズ」を追加購入できる(右)

 ゲームの難易度は「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段階。「やさしい」の場合はほとんどが正しくて間違ったパイプの上に乗っているボカロダマは少ししかないのが、難易度が上がるにつれて次第に間違った音程の玉が増え、「むずかしい」ではかなり手を速く動かさないとスコアを伸ばせない。このほか、もっと難易度の高い「激ムズ」というレベルも有料(85円)で用意されている。

 なお、このアプリはユニバーサルアプリではないのでiPad上で動かしてもiPhoneで動かした場合と画面自体は変わらない。ただしiPad上で2倍表示ボタンを使ってプレイしたほうが操作ミスが少なくなり、個人的にはこちらのほうが遊びやすかった。

 下から上へ次々に流れていくボカロダマをうまく処理して正しい音程が得られると、なんとも言えない爽快(そうかい)感を味わえる。多彩な曲が揃っているので、飽きずに長く遊べるゲームだと思う。VOCALOIDの音声が好きな人にはおすすめだ。

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