街中のさまざまなスポットでBGMを耳にしたとき、どこかで聴いたことがあるけど曲名が思い出せないことがよくある。そんなモヤモヤした気持ちを解消できる便利ツールが、今回紹介する「モヤうた検索JOUSOUND」だ。もちろん一度も聴いたことがない曲でもOK。再生中の音楽を聞かせるだけでなく、鼻歌を聞かせて調べることもできる。
使い方は実に簡単で、アプリを起動したら「検索スタート!」をタップして音声を聞かせるだけ。「聞きとり中」という表示が出て検索が始まる。該当する曲が見つかると曲名と歌手名、アルバムアートなどが表示される。そのままアルバムアートをタップすると、iOSの場合はiTunes、Androidの場合は楽天ブックスのWebサイトが立ち上がり、曲を試聴したり購入したりできる。見つからなかった場合は、「ごめんね 見つからなかったよ……」とキャラクターが申し訳なさそうな顔をする。
また、曲名+歌手名でウェブ検索を行えるほか、歌詞を表示できる音楽プレーヤー「カシレボ!」や、カラオケアプリ「カラオケ+」、スマートフォンでカラオケの予約を行えるカラオケリモコンアプリ「キョクナビ」などJOYSOUNDが提供するほかの音楽アプリを呼び出すこともできる。
この連携機能はけっこう便利で、例えばカラオケで「あの曲なんてタイトルだっけ?」と疑問に思ったときに、すぐに鼻歌で曲名を調べて、「キョクナビ」を立ち上げ、リモコンで送信したりできる。調べた曲は履歴に保存されて、あとで呼び出せるので、カラオケ店に入る前にあらかじめ調べておくこともできる。
肝心の正解率については、ラジオやテレビの音楽を認識させる場合はほぼ完璧に曲名を当てられるようだ。自分で歌う場合でも、正しい歌詞できちんと歌えばかなり高確率で当たる。これは日本の曲だけでなく洋楽でも同じだった。ロックやポップスだけでなく、ジャズなどでも問題なく正解を教えてくれる。
ただ、筆者が下手なせいだけかもしれないが、鼻歌だけだと外れてしまう場合がけっこう多かった。曲によっては検索結果が複数示されることもあり、この中に正解が含まれている場合もあれば、まったく見当外れの曲しか表示されないときもあった。あと、雑音や人の話し声が交じった場合も精度がかなり落ちる。コンビニやファストフード店など騒がしい環境ではいまひとつという印象で、できるだけ静かな環境で使ったほうがいい。
鼻歌での正解率については(自分の鼻歌を棚に上げて)ちょっと不満だが、テレビやラジオでかかっている曲を調べるツールとしてはかなり役立つし、これで無料というのはうれしい。よりよい音楽との出会いの機会を増やすためにも、インストールしておいて損はないアプリだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR