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» 2014年07月02日 22時32分 公開

ダイソン「AM06」は本当に静かになったのか? 騒音計で測ってみた (2/2)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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 計測は自宅マンションの一室で行った。暗騒音(何も動かさずに計測した部屋の騒音値)は33dBと一般的な数字。ここで「AM01」と「AM06」をほぼ同じ条件で動かし、1メートルほどの距離を開けて直接マイクに風が当たらない場所に騒音計を固定した。“ほぼ”と書いたのは、AM01とAM06で風量調整の仕組みが異なるため。AM06は1〜10段階のデジタル式となっているため分かりやすいが、AM01はツマミを回すだけのアナログ的な調整方法で、最小値と最大値以外はどうしても目分量になってしまう。

「AM01」(左)と「AM06」(右)。AM06は、リモコンが付属したことで、本体の操作部がシンプルになった

 実際に計測していくと「風量1」(AM01は最小風量)のときだけ「AM06」のほうが若干高い数値が出たものの、それ以上の風量では数dBずつ小さい値となった。6dBの差があると2倍の騒音を出していることになるため、少なくとも「最大75%の静音化」というダイソンのうたい文句にウソはないことが分かる。

  AM01 AM06
オフ 33dB(暗騒音)
風量1 33.7dB 34.7dB
風量2 36.4dB 35.5dB
風量3 44.3dB 38.4dB
風量4 45.1dB 42.7dB
風量5 51.5dB 43.5dB
風量6 52.8dB 44.4dB
風量7 53.7dB 47.0dB
風量8 56.0dB 48.6dB
風量9 57.7dB 50.0dB
風量10 58.7dB 51.3dB
AM01とAM06の動作音比較。単位はdB。「AM01」の風量は目安と考えてほしい。一般的には50dBで「静かな事務所」レベルの音、60dBは「静かな乗用車」「普通の会話」レベルだ

 さらに周波数測定も試みた。今回はiPhoneのマイクとフリーの計測アプリ(ETANIのASA mini)を使った簡易的な測定だったが、同条件で計測した「AM01」と「AM06」のグラフには一目で分かる差が出た。

「AM01」の場合

「AM06」の場合

 「AM01」ではなだらかな山を描いているが、「AM06」では上のほうを削ったような形に見える。AM06ではノイズを1000Hz周辺に集めてヘルムホルツ式空洞で吸収すると書いたが、スペクトラム・アナライザーの結果はそれを裏付けているようだ。


 今回は新製品の「AM06」が静かになったことを視覚的に表現してみたが、実際は横並びで聴き比べると違いはすぐに分かる。製品のサイズや形状はほとんど変わっていないのに、ここまでの差が出たことはちょっとした驚きだ。店頭で旧機種が並んでいることは少ないと思うが、機会があれば試していただきたい。

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