4K対応テレビは増えているが、現時点では4Kで表示する映像はまだまだ少ない。現時点では4Kテレビを買っても、地上デジタルやBlu-rayなどの映像を表示することになる。そこで各社はこれらの低解像度の画像を美しく再現する技術に力を入れている。
AX900でも、この部分には注力している。新開発のプロセッサを利用した「4KファインリマスターエンジンPRO」機能だ。この機能ではまず、原画の解像度を認識した後、劣化した輪郭部などを細い線で再現し直すなどの超解像化処理を施す。さらに、原画の模様を見て、空など模様がないところはノイズを抑えるように処理する。
AX900が進化した部分は画質だけではない。使いやすさも向上している。例えば、これまでは専用のリモコンに話しかけることでテレビを操作できていたが、AX900ではリモコンを使うことなく、テレビに直接話しかけることで操作できるようになった。
ハードディスクを接続し、録画した番組をインターネット経由で外出先から見ることを可能にする機能も備える。iOS、Android対応アプリ「パナソニック メディアアクセス」をスマートフォンやタブレットにインストールすることで、自宅で録画した番組や放送中の番組を外出先で楽しめるようになる。
チューナーは地上デジタルとBSデジタル 110度CSデジタルに対応する。入力端子はHDMI×4、DisplayPort×1、D4×1、ビデオ入力×1を備える。出力端子は光デジタル音声出力端子×1とヘッドフォン端子×1を持っている。そのほかにホームネットワークとの接続に使うEthernet端子や、録画用ハードディスクを接続するUSB端子があり、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)も用意している。
パナソニックはAX900と同時に、液晶パネルにVAパネルを採用した廉価版の製品「AX700」シリーズも発表した。画面サイズが異なる3種類を用意している。AX900と同様、3製品とも10月17日発売予定。
3製品の内訳は、55V型の「TH-55AX700」、48V型の「TH-48AX700」、40V型の「TH-40AX700」となる。価格はすべてオープンで、予想実売価格はTH-55AX700が30万円前後、TH-48AX700が25万円前後、TH-40AX700が20万円前後(すべて税別)。
AX900のようにさまざまな高画質化技術を搭載しているわけではないが、地上デジタルやBlu-rayの画像を4Kに近い形に超解像処理を施す「4Kファインリマスターエンジン」を搭載している。
チューナーは地上デジタルとBSデジタル 110度CSデジタルに対応する。入力端子はHDMI×3、D4×1、ビデオ入力×1を備える。出力端子は光デジタル音声出力端子×1とヘッドフォン端子×1を持っている。ホームネットワークとの接続に使うEthernet端子や、録画用ハードディスクを接続するUSB端子も持っており、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)も用意している。
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