パナソニックは9月3日、ベルリンで行われたIFAのプレスカンファレンスでオーディオブランド「Technics」(テクニクス)の復活を宣言した。テクニクスのHi-Fi製品が欧州市場でリリースされるのは6年ぶりとなる。
同社によると、新生テクニクスブランドのコンセプトは「音楽の再発見」。信号伝送や電源変換などの精度を高める「正確なデジタル技術」、デジタルオーディオ機器のために最適化された「ノイズのない信号」、そして超広帯域と広いダイナミックレンジによるクリアな音像、豊かな音場といった「エモーショナルな音響技術」という3つの要素で構成されるという。
同時に発表されたTechnicsブランドの新製品は、モノトーンでデザインされた2つの高級コンポーネントオーディオシリーズだ。プレミアムクラスの「C700シリーズ」は、ステレオインテグレーテッドアンプ「SU-C700」とネットワークオーディオプレイヤー「ST-C700」、CDプレイヤー「SL-C700」、スピーカーシステム「SB-C700」が含まれる。
一方の「R1シリーズ」はファレンスクラス。ステレオパワーアンプ「SE-R1」、ネットワークオーディオコントロールプレイヤー「SU-R1」、フロア型スピーカーシステム「SB-R1」をラインアップした。
このほか、4K対応テレビの新製品として、85V型の「X940」をはじめ、直下型LEDバックライトや“次世代の高画質技術”を搭載したというフラグシップモデル「AX902シリーズ」なども発表している。
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