ITmedia NEWS >

ほのかな灯りと音楽が奏でる優雅な日常――ヤマハ“Relit”に2つの新モデル

» 2014年10月22日 21時18分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは10月22日、間接照明とBluetoothスピーカーを融合させた“ライティングオーディオシステム”「Relit」(レリット)の新製品2機種を追加した。11月中旬から全国のインテリアショップなどで販売する。

“Relit”「LSX-170」

 ヤマハのRelitシリーズは、間接照明を組み込んだインテリア志向のBluetoothスピーカーだ。2013年12月に発売した第1弾「LSX-700」はスリムなフロアスタンディング型だったが、今回は家の中を持ち歩ける円筒形の「LSX-70」と、テーブルやラックに映える円錐台スタイルの「LSX-170」を追加してバリエーションを拡大。どちらもツィーターとウーファーの2Way構成で、モノラルではあるがディフューザーによって音を360度に広げる仕組みだ。

「LSX-70」はバッテリー搭載のポータブルタイプ

 「LSX-70」はバッテリーを搭載したポータブルタイプで、重量は約950グラム。細かいパンチングメタルとレザーに覆われた円筒形の本体に4つのLEDモジュールを備えている。明るさは5段階で調節可能だ。

上面はメタル(左)。背面に操作ボタンやアナログ外部入力を集約(右)

 スピーカーユニットは、上下対向に配置した40ミリツィーターと55ミリウーファーで、独自の低域補強技術「Extra Bass」(エクストラベース)を組み合わせ、サイズを超えた低域を楽しめるという。バッテリー容量は2900mAhで、楽曲再生のみなら約8時間の連続再生が可能だ。本体サイズは94(幅)×241(高さ)×94(奥行き)ミリ。

「LSX-170」は円錐台スタイルの据え置き型

 円錐台スタイルの「LSX-170」は、AC電源駆動の据え置きタイプだ。各所に11個のLEDモジュールが配置され、灯りをつけるとディフューザーが宙に浮いているかのような神秘的な光景を映し出す。さらに外装のパンチングメタルで灯りにきらめき感をプラスした。

 スピーカーユニットは、30ミリ径のソフトドームツィーターと90ミリウーファー。それぞれのユニットには独立したキャビネットが設けられ、クリアな中高音とスケール感のある音場を実現したという。サイズは271(幅)×290(高さ)×271(奥行き)ミリ。重量は3.3キログラム。LSX-170にはリモコンも付属する。


操作ボタンは下部にある

専用アプリでコントロール

 両モデルともBluetooth伝送時では、apt-XやAACコーデックもサポートしたほか、圧縮音源に低域の量感や高域の伸びをプラスする独自の信号処理技術「ミュージック・エンハンサー」、小音量時でも違和感のないサウンドに調整する「ラウドネス・コントロール」を搭載。さらにリモコンアプリ「DTA CONTROLLER」(iOS/Android)を使えば、Bluetoothを介してLEDの調光や楽曲再生コントロールが可能だ。「スマートタイマー」機能を使えば、曜日ごとに照明や音楽のオン/オフや再生する曲までを設定できる。朝の目覚めや就を灯りと音楽でサポートするという。

アプリ「DTA CONTROLLER」で操作−−
灯りを落として間接照明に

カラーバリエーションは、朝、夕、夜という時の移ろいをイメージした「サンライトゴールド」「ダスクブロンズ」「ナイトブラック」の3種類を各モデルに用意している

 「LSX-70」は11月中旬、「LSX-170」は12月上旬に発売する予定。価格はオープンプライスだが、店頭では「LSX-70」が4万5000円前後、「LSX-170」は6万円前後になる見込み。ヤマハでは、「“Relit”は、Light and Music Relight Your Heart.というメッセージから生まれた愛称。毎日の暮らしの中で、灯りとともに音楽が溶け込む。そんなオーディオのあり方を提案したい」と話している。

発表会の締めくくりは、Relitをイメージした演奏会

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.